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G20 グローバル経済ガバナンス整備に貢献する中国の力
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· 2018-11-26 |
タグ: G20;グローバル経済;政治 | 印刷 |
中国の習近平国家主席はアルゼンチンを訪問し、主要20カ国・地域(G20)第13回サミットに出席する。習主席が出席または主宰するのはこれで6回連続となり、中国はグローバル経済ガバナンスを整備して国際秩序とルールを維持するために貢献していると、北京のオブザーバーは指摘する。
今年はちょうどG20サミットスタートから10周年だ。今回のサミットのテーマは「公正で持続可能な発展のために共通認識を形成」であり、参加国は主に世界経済、貿易と投資、デジタル経済、持続可能な発展、インフラと気候変動などについて討論を行う。
先日行われた国内外プレス向けブリーフィングで、中国側は今回のサミットについて言及した際に「4つの堅持」を提起した。それは(1)多国間主義を堅持し、共に試練に臨む(2)開放的発展を堅持し、協力・ウィンウィンを実現する(3)未来に目を向け続け、成長の原動力を掘り起こす(4)発展の指針を堅持し、成長の成果が全世界に恩恵を及ぼす後押しをするという4点を指す。
中国国際問題研究院の阮宗沢常務副院長によると、中国が提起した「4つの堅持」は正に保護主義に反対し、多角的貿易体制を支持するという明確なシグナルであり、国際社会による開放型世界経済の共同構築を推進しやすくする。
今回のサミットに対し、中国はすでに建設的役割を発揮し続けている。中国社会科学院世界経済・政治研究所の張宇燕所長は、G20の重要なメンバーとして、中国は積極的に今回のサミットの議長国であるアルゼンチンとの金融・経済・貿易などの分野における協力を推進し、各方面の技術変革のチャンスと試練、インフラ融資、デジタル経済への課税などの問題に対する取り組みを牽引し共通認識を形成してきたと述べた。
経済・貿易分野において、張所長は次のように述べた。「全世界はG20メンバーが引き続き結束力と行動力を示し、国際貿易などの重要な議題に正直で深く建設的な対話を行い、新たな情勢下のグローバル経済と貿易成長のために新たな牽引力を提供し、新たな原動力を注入すること期待している。この度中国側は『3つの期待』を提起した。それは(1)より貿易・投資協力を強め、経済成長の新たなエネルギーを掘り起こす(2)引き続き発展における協力を深め、包摂的で持続可能な発展を共に促進する(3)サミットで各方面が多角的貿易体制を支持するという共通認識のさらなる形成を期待するという3点だ」。
このほど世界貿易機関(WTO)の改革問題をめぐり、米国とその他のメンバーの間で明らかな隔たりが生じた。これに対し、中国側はWTO改革に関して3つの基本原則を提起した。これは(1)改革は多角的貿易体制のコアバリューを維持するべきである(2)改革は発展途上国である加盟国の発展で得られる利益を保障するべきである(3)改革は協議によるコンセンサスで決定するメカニズムを遵守するべきであるという3点を指す。
この問題に対し、張所長は次のように表明した。「G20メンバーはみなWTOメンバーでもあり、G20メンバーはグローバル貿易の中で現れた問題またはリスクについて議論を行い、問題解決の道を検討する能力と責任を有している。中国側はすでにWTOへの必要な改革を行い、その権威性と有効性を強めることを支持すると表明している」。
「北京週報日本語版」2018年11月26日
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