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習近平国家主席が第13回G20サミットで重要な演説
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· 2018-12-01 |
タグ: G20;グローバル経済;政治 | 印刷 |
現地時間11月30日、第13回主要20カ国・地域(G20)サミットがアルゼンチンのブエノスアイレスで開幕した。習近平国家主席は第一段階の会議に出席し、「高みに登り遠くを望み、グローバル経済の正しい方向を確実に捉える」と題する重要な演説を発表した。
習主席は「グローバル経済の安定した発展を維持するという共通のニーズがG20を誕生させた。この10年間、我々は同舟相救い、力を合わせて心を一つにし、グローバル経済が衰退の深淵から抜け出して回復と成長の軌道に乗るよう推し進めた。現在、我々は再び勇気を出して戦略的視野を示し、グローバル経済が正しい軌道に沿って発展するよう牽引しなければならない」と強調し、次の主張を打ち出した。
「1つ目に、開放・協力を堅持し、多角的貿易体制を維持すること。我々は自由貿易とルールに基づく多角的貿易体制をしっかりと維持すべきだ。中国側は世界貿易機関(WTO)が必要な改革を行うことに賛成している。重要なことは開放、包摂、非差別などWTOの核心的価値と基本原則を維持し、発展途上国の発展権益と政策の余地を保証しなければならないということだ。また各方面との幅広い協議を堅持し、順を追って推進すべきだ。
2つ目に、パートナーシップを堅持しマクロ政策での協調を強めること。各方面は財政、金融、構造改革の『三位一体』の政策手段を堅持し、グローバル経済の力強くバランスの取れた、そして持続可能で包摂的な成長を推し進める努力を行うべきだ。先進エコノミーは金融・財政政策をとる際に、新興国と発展途上国への衝撃にさらに注意を払いまた軽減する努力をすべきだ。国際通貨制度は引き続き多元化の方向へと邁進し、より堅固なグローバル金融セーフティネットを構築すべきだ。
3つ目に、イノベーションによる牽引を堅持し、経済成長の原動力を掘り起こすこと。我々はイノベーションを奨励し、デジタル経済と実体経済の一層の融合を促進すると同時に、新技術の活用がもたらすリスクと試練に注意を払い、制度と法律システムの構築を強め、教育と職業訓練を重視しなければならない。我々は自身の発展に軸足を置いて扉を開き、新技術と新たな知識の普及を奨励し、イノベーションがより多くの国と人々に利益を生み出すようにすべきだ。G20が『新技術の活用とその影響』を重要なタスクにし深く研究し、真摯に協力の構想と措置を模索することを提案する。
4つ目に、互恵・ウィンウィンを堅持し、世界の包摂的発展を促進すること。我々は人々を中心とする発展思想を堅持し、人々の獲得感、幸福感、安全感を行動の出発点および着地点にすべきだ。引き続き発展の問題を世界のマクロ政策協調における最優先位置に置き、持続可能な開発のための2030アジェンダをしっかりと実行すべきだ。発展途上国の発展利益・スペースを維持し、引き続きアフリカの発展を支持し、アフリカにおけるインフラ建設と相互連結の強化を支援し、新たな工業化プロセスを推進すべきだ」。
「北京週報日本語版」2018年12月1日
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