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外交部、フィリピン新政権が中国側と同じ方向に向かうことを希望
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· 2016-05-24 |
タグ: 南中国海;ASEAN;政治 | 印刷 |
外交部(外務省)の陸慷報道官は10日の定例記者会見で「フィリピンの新政権が中国側と同じ方向に向かい、的確な措置を講じて溝を適切に処理し、中比関係が健全な発展の道に戻るよう後押しすることを希望する」と表明した。
「フィリピンの選挙委員会が10日未明に発表した大統領選の開票結果によると、ダバオ市長のドゥテルテ氏が勝利した。中国側はフィリピンの新政権と両国関係を発展させるうえで、どのような期待を抱いているか」との記者の質問に、陸慷報道官は「中国側はフィリピンの大統領選挙を注視している。フィリピンは中国の隣人であり、両国民間には伝統的な友情がある。中国側は一貫してフィリピンとの関係発展を重視し、両国関係の大局維持に努めてきた。だが周知の原因により、両国関係は近年深刻な困難に直面している。フィリピンの新政権が中国側と同じ方向に向かい、的確な措置を講じて溝を適切に処理し、中比関係が健全な発展の道に戻るよう後押しすることを希望する。中比関係の明日がより良くなることを希望する」と表明した。
報道によると、ドゥテルテ氏は「フィリピンと中国は近海の石油・天然ガス資源を共同開発することができる。当選後には米日豪および他の領有権主張国を招き、南中国海をめぐる争いを多国間交渉を通じて解決する」と表明した。
これについて陸報道官は「南中国海問題において、中国側はASEANの打ち出した『デュアル・トラック・アプローチ 』に賛同し、これを提唱している。つまり争いは直接の当事国が歴史的事実を尊重したうえで、国際法に基づき、交渉と協議を通じて適切に解決し、南中国海地域の平和・安定は中国とASEAN諸国が共同で維持するというものだ。中国側は、争いが解決されるまで、地域の国々は規則の制定、メカニズムの構築によって溝を適切に管理・コントロールし、開発と協力によって互恵・ウィンウィンの実現を目指するべきだとも主張している」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年5月11日
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