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外交部辺海司司長、南中国海問題について日メディアの
質問に回答
  ·   2016-05-09
タグ: 南中国海;海洋法;政治
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日本の朝日新聞:まず、今回、仲裁裁判所は南中国海がどの国に属するかを裁定しなかった。中国の受け入れない、参与しないという立場は南中国海問題を解決したくないように見受けられる。もう1つ、中国の南中国海問題における目的と構想は何か。

欧陽玉靖司長:1つ目の質問について、フィリピンが申し立てた南中国海仲裁案に対し、中国の受け入れない、参与しないという立場は明確なものである。フィリピンの申し立てには2つの重要な内容がある。1つは領土問題、もう1つは海洋境界争議問題に関することである。

この2つの問題について、領土主権問題は『海洋法に関する国際連合条約』が調整する範囲ではないと私は述べた。海洋境界問題について、中国は排除性の声明を出し、世界の30以上の国がこのような排除性の声明を出している。国連安全保障理事会の常任理事国5ヶ国のうち、『条約』に加盟していない米国を除く4ヶ国ともが排除している。この点を考慮すると、中国側の南中国海仲裁案を受け入れない、参与しないという立場は『条約』を含む国際法に合致しており、中国の国際法の権威を維持し『条約』の完全性を守るという正義の行動である。

当然、中国は南中国海問題を解決したくないわけではない。中国とフィリピンは両国間と『南中国海行動宣言』でも、話し合いを通して争議のある問題を解決すると明確にしている。

2つ目の質問について、南中国海における最終目的を明確にさせるには、まず南中国海問題の中核を見極める必要がある。先ほど私は、南中国海問題の中核は領土問題と海洋境界問題だと述べた。

南中国海問題の処理において、私たちの立場は次の3つである。1つ目は話し合いで争議を解決する。2つ目は規則・メカニズムで争議を管理する。3つ目は開発協力で争議を緩める。当然、最終的に争議を解決することが最も理想的だが、周知の通り、南中国海を含み、世界には多くの海洋境界問題が存在する。中日間の東中国海問題もそうである。これは海洋境界問題そのものが非常に複雑であるためである。私たちの目標は直接の当事者と歴史事実に基づき、国際法の基本原則を尊重し、話し合いを通して争議を解決することである。

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