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外交部、G7による海洋問題の誇張に強い不満
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· 2016-04-12 |
タグ: 南中国海;G7;政治 | 印刷 |
外交部(外務省)の陸慷報道官は11日の定例記者会見で、G7外相会合が海洋問題に関する声明を発表したことについて、G7のやり方に中国側は強い不満を表明した。
【記者】11日に日本の広島で開かれたG7外相会合は海洋問題に関する声明を発表し、東中国海や南中国海の問題に言及した。これについてコメントは。
【陸慷報道官】東中国海と南中国海の問題における中国側の立場は一貫した、明確なものだ。南沙(英語名スプラトリー)諸島の一部の島・礁での中国側の建設活動は完全に主権の範囲内の事であり、東中国海と南中国海の航行と上空飛行の自由にもいかなる問題もない。中国側は自国の領土主権と海洋権益を揺るがず守ると同時に、直接の当事国が歴史事実を尊重した上で、国際法に基づき、交渉と協議を通じて争いを解決し、関係海域の平和と安定を守るよう終始尽力する。フィリピンが押しつけた仲裁案を中国側が受け入れることはなく、これに加わることもない。
世界経済の回復が力を欠く中、G7は世界経済ガバナンス・協力に焦点を合わせるべきであり、海洋問題を大げさに宣伝し、地域の摩擦を引き起こすべきではない。G7のやり方に中国側は強い不満を表明する。われわれはG7の各構成国に対して、領有権問題で特定の立場を取らないとの約束を順守し、地域の国々の努力を十分に尊重し、一切の無責任な言動を止め、地域の平和と安定のために真に建設的役割を発揮するよう促す。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年4月12日
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