ホーム >> 評論 >> 本文 |
傅瑩氏「中国は南中国海の寸土も失うことを認めない」
|
· 2016-07-11 |
タグ: 南中国海;領土主権;政治 | 印刷 |
全人代外事委員会主任委員、社会科学院国家グローバル戦略シンクタンク首席専門家の傅瑩氏はこのほど英王立国際問題研究所で講演し、南中国海をめぐる争いについて「南中国海における中国の目標はまず主権権益の維持だ。中国はたとえ寸土でも失うことを認めない」と表明した。光明日報が伝えた。
傅氏は「中国にとって、南中国海問題の核心は南沙(英語名スプラトリー)諸島の領土主権と関係海域をめぐる争いだ。中国民衆は、南中国海諸島は古来中国のものだったと堅く信じている。長年の努力を経て、中国と南中国海の係争諸国はついに共通認識に達し、二国間交渉を通じて問題を平和的に解決し、解決されるまで争いを棚上げすると同時に、協力を積極的に推し進めることを主張し、地域の安定と繁栄を促進した」と述べた。
傅氏は「南中国海における中国の目標は第1に主権権益の維持だ。中国の国民と政府は領土主権の一体性に関わる問題に対して常に非常に敏感であり、たとえ寸土でも失うことは断じて認めず、十分な軍事防御能力を必要としている。第2に南中国海には重要な国際航路がある。中国は最も主要な使用者であり、滞りのない航行と航行の自由の確保を必要としている。第3に地域の平和と安定の維持は中国と周辺諸国の共通利益だ。地域覇権の追求を旨とする動機と計画はわれわれにはない。第4に中米は共に南中国海の平和と航行の自由の維持を必要としており、徐々に協力へと向かうべきだし、その必要がある」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年7月11日
|