ホーム >> 評論 >> 本文 |
同じ方向に向かって初めて中比関係は正常な道に戻る
|
· 2016-05-13 |
タグ: 南中国海;フィリピン;政治 | ![]() 印刷 |
選挙情勢が次第に明らかになるにつれ、各方面は次期大統領任期中の両国関係の行方および南中国海をめぐる争いの動きについての中国の判断に同様に関心を寄せている。中国外交部(外務省)報道官は10日の記者会見で、こうした質問を3回受けた。
中国の姿勢表明は2つの重要なメッセージを伝えた。第1に、中国は中比関係の発展を重視している。中国にとってフィリピンは隣人であり、近年力を入れている周辺外交活動の対象国の1つだ。中国はフィリピン大統領選を「注視」し、両国関係の将来に着眼している。両国民間には伝統的友情があり、フィリピン政府はこの土台をほしいままに破壊するのではなく、大切にするべきだと中国は強調する。第2に、フィリピンは南中国海政策を調整するべきだ。両国関係が近年深刻な困難に直面した主たる原因は、南中国海問題におけるフィリピンの誤った立場とやり方にあると中国は明確に指摘する。中国はフィリピンの新政権が積極的に行動し、的確な措置を講じて溝を適切に処理できる機会を双方が得られるようにすることを望んでいる。
ドゥテルテ氏にとって、中国との良好な関係の維持は国益に資する。近年、フィリピン経済は比較的速い成長を維持しているが、国内の発展におけるいくつかの根深い難題はうまく解決されておらず、高い貧困率などに対する民衆の不満がつのっている。ドゥテルテ氏は以前、中国の支援によるインフラ整備を提案した。これはまさに中国の近年の対外協力の重点だ。したがって、両国協力には大きな潜在力があり、中国の急速な経済発展に相乗りすることはフィリピン国民の利益になる。
誠意をもって接し、小異を残して大同につけば、解決できない争いはない。同じ方向に向かい、行動して初めて、中比関係は健全な発展の道に戻ることができる。フィリピンの新政権が発足後、対外政策において大局に着眼し、古きを廃して新しきを確立すれば、フィリピンの発展に良好な雰囲気を醸成し、中比関係が健全な道に戻るチャンスをもたらし、地域の長期的発展への貢献となる。フィリピンの新政権が正しい選択をすることを希望する。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年5月12日
前のページへ1 |
|
|
このウェブサイトの著作権は北京週報社にあります。掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
住所 中国北京市百万荘大街24号 北京週報日本語部 電 話 (8610) 68996230
京ICP备08005356号 京公网安备110102005860号