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南中国海における中国の正当な活動 米日は慣れるべき
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· 2016-01-07 |
タグ: 南中国海;永暑礁;政治 | 印刷 |
第2に、中国が南中国海で一層の公共財を提供することは常態となる。中国による南沙諸島での建設は様々な民事サービス機能を担っている。中国は関連施設を使用して海難捜索・救助、防災・減災、海洋科学研究、気象観察、環境保護、航行の安全、漁業生産サービス面の国際的な責任と義務を履行する。昨年10月に使用を開始した2基の大型多機能灯台は中国による南中国海での民生用航行支援施設建設の模範的な成功例だ。国力の上昇に伴い、中国は地域さらには世界で一層強い役割を発揮する。米日は中国に責任分担を期待する一方で、中国に対してあれこれと防備し、さらにはその指示に従うよう強いてはならない。
第3に、米日が人為的に南中国海に緊張をもたらすことは逆効果になるかもしれない。南中国海には本来問題はなく、各国が国際法に基づき南中国海で享受する航行と上空飛行の自由に中国が影響を与えたことはない。米日が「中国の脅威」を再三騒ぎ立てる背後には私利がある。米国はアジア太平洋における軍事配備を強化し、地域の同盟国を引き寄せようとしており、日本は南中国海への介入によって東中国海で主導性を得ようとしている。両国には中国牽制の考えも多くある。だが事実が証明するように、米日の対中圧力が引き合わないのは確実だ。一部の領有権主張国が勇気づけられて、一層ほしいままに勝手なまねをすることは、南中国海情勢の不確定要素を増すだけだ。もし米日が騒ぎ立てたことで地域の安全保障情勢が悪化するのなら、中国は防空識別圏設定の必要性の有無を検討せざるを得ない。
心の悩みには心の薬が必要であり、問題を引き起こした者が問題を解決しなければならない。南中国海問題における米日の「心の悩み」は完全に自らが引き起こしたものであり、自らその「病因」を探り、良薬を飲む必要がある。中国は南中国海における建設を計画に従い引き続き実施する。米日両国は落ち着いた心で、正しく受け止めるべきだ。さらに重要なことは、米日は中国の主権権益を尊重し、中国の定めた「越えてはいけない一線」に触れないようにし、中国の台頭および中国が日増しに示す大国としての責任を善意をもって受け止め、中国と対抗するのではなく協力を展開すべきだということだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年1月6日
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