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北京の歴史文化保護区を拡大すべき
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· 2016-03-16 · 北京週報 |
タグ: 歴史文化;北京;政治 | 印刷 |
マクロ的に見れば、北京の歴史市街地区保全の戦略方向を調整し、単一中心都市構造のアンバランスな発展状態を転換し、「攤大餅(ひとつの中心から放射線上に拡大させていく)」式の都市発展を抑制し、首都機能を更に明確にし、全体的な保全の要求を打ち出さなければならない。
具体的なオペレーションでは、歴史市街地区の全体的に保全できる範囲を更に整理し、主な方向を明確にし、その文化財の価値を強調、故宮や天壇などの都市の文化的景観を重点的に保全し、中心軸をはじめとする都市軸体系を保全し、内城、外城、皇城の城壁と伝統的な水系構造を修繕し、完全な歴史市街地区の姿をはっきりと示す必要がある。
まず、北京の歴史文化保護区の範囲を拡大し、62.5平方キロメートルある北京の歴史市街地区に位置し、まだ全体的に保全する価値があるすべての歴史的な町並みを歴史文化保護区に指定して公表する必要がある。次に、すでに公表された歴史文化保護区をしっかり保全した上で、保護の範囲を拡大し、胡同と四合院(中庭を囲んで東西南北に棟を配した北京の伝統式住居)の基本的な構造がある地区全体を歴史文化保護区に指定し公表する。北京の歴史文化都市保全にとって、今が失ってはいけない貴重なチャンスなのである。 (全国政協委員、故宮博物院院長 単霽翔)
「北京週報日本語版」2016年3月16日
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