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北京の歴史文化保護区を拡大すべき
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· 2016-03-16 · 北京週報 |
タグ: 歴史文化;北京;政治 | 印刷 |
中国の文化の中心である北京の旧市街区には、多くの歴史的文化資源がある。これらの資源は中国の優秀な伝統文化の結晶であり、適切に保全される必要がある。
長い間、北京の歴史市街地区にとって、文化資源を保全するとともに現代の都市建設も実現する必要があることは確かに難題だった。長年の開発の結果、現在北京の歴史市街地区にある伝統的な遺物の面積は、市街地区総面積の1/3未満になってしまった。建築様式と街の様子には、時代、スタイル、尺度、規模などの面で著しい違いが存在している。それと同時に、南鑼鼓巷をはじめとする歴史的な街並みも、過度な商業開発で元々の味わいが失われてしまった。
例えば、北京の歴史上、街の通りと胡同(横町)は最も多かった時で6000余りあった。現在、歴史市街地区において、保存されている通りや胡同はわずか1500弱。公表された30の歴史文化保護区にあるのは600余りしかなく、ほかの約900の通りや胡同をどのように保全するのかはまだ明確になっていない。
北京市は首都機能移転を秩序立てて効率よく進めているが、その過程で、歴史市街地区の保全について更に大きな課題に直面する可能性がある。われわれは「自分の命を大切にするように」歴史文化財を保全すべきである。都市建設は単なる取り壊しと再建、単純な都市化であってはいけない。多くの問題を避けるよう気を配るべきであり、ハードだけでなくソフトも、都市化だけでなく文化資源も、取り壊しと再建だけでなく歴史市街地区の景観維持も重視する必要がある。
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