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鑑真の精神を継承し友好都市の発展を促進する「鑑真和上 中日学生交流プロジェクト」
  ·   2022-11-10  ·  ソース:人民網
タグ: 青年;友好;中日交流
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「鑑真和上は5度の失敗や失明といった幾多の困難を乗り越えて、6度目に、ついに日本への渡海に成功し、戒律を日本に伝え、日本の仏教文化を変え、人々に大きな影響を与えた。日中両国の現在の情勢の下で、日中交流を促進するために、たゆまず努力して困難を克服する鑑真和上の精神は、日本人として真剣に学ぶ価値がある」。9月初めに開催された「2022鑑真和上 中日学生交流プロジェクト」の中日学生交流結団式で、ある日本人青年は感慨深げにそう語った。

東京上野公園の「不忍池」のほとりで行われた結団式では、中日両国の青年約20人が、除幕したばかりの「鑑真像」の前で、中日友好交流史を振り返ったり、鑑真の足跡を追想したりして、中日友好のために役に立ちたいという願いを強めていた。

結団式に参加したある中国人留学生は取材に対して、「鑑真和上は日本で、仏教の教義だけでなく、唐の時代の文字や絵画、書道、医学、建築といった先進的文化も伝え、中日文化交流、民間交流の先駆者となった。両国の長きにわたる友誼や友好交流の歴史を象徴している」と語った。

また別の中国人留学生は挨拶の中で、「中日両国の青年が人生観や世界観などを率直に語り合い、歴史を教訓とし、調和しながら共存、共生できるアジアの国際秩序をいかに作り上げるかを探求し、鑑真和上を模範として、中日の間に友誼の懸け橋を築くことを願っている」と語った。

15年で開催12回目となる「鑑真和上 中日学生交流プロジェクト」 中日青年友好交流を黙々と促進

「鑑真和上 中日学生交流プロジェクト」は2008年に始まり、今年ですでに12回目を迎えた。特定非営利活動法人(NPO)亜細亜新生交流協会の理事長を務める、亜細亜大学の范雲涛教授によると、鑑真の足跡を辿り、中日両国の青年に友好交流を展開して、相互理解を増進してもらおうと、范教授は早稻田大学の故・木下俊彦教授と2007年5月から同プロジェクトを計画し始め、翌2008年9月から実際にスタートさせた。日本各地の青年55人がフェリー「新鑑真」に乗って大阪を出発し、3日後に上海に到着し、揚州などを訪問した。そして、大明寺といった鑑真ゆかりの遺跡を見学したほか、上海や南京、揚州といった地域で中国人大学生と対面の交流を行った。

第1回「鑑真和上 中日学生交流プロジェクト」に参加したという谷美里さんは、「中国を実際に訪問して、中国の青年と直接交流し、偏見を抱かずに日中関係について共に考える機会となった」と振り返り、「それが、プロジェクトに参加する理由でもあり、同じ志を持つ友人もできた。それら友人とは今でも、日中友好の懸け橋となることができるよう一緒に頑張っている」と話した。

新型コロナウイルスの影響で、「鑑真和上 中日学生交流プロジェクト」は2年にわたり中断した。中日国交正常化50周年到来前夜となった9月23日から26日にかけての4日間、中国人青年8人と日本人青年7人がついに再会。東京、大阪、奈良などで活動を展開した。例年のように海を渡って中国に行くことはできないものの、中日両国の青年は活動期間中、中国の南京や揚州、蘇州、西安といった地域の大学生約100人とインターネットで繋がり、中日関係やアジアの未来、鑑真の精神、中日友好などを話題に、活発なディスカッションを行った。また、鑑真が建立した唐招提寺を見学し、山蔭誠悟録事の鑑真と日本の深い縁に関する説明を聞き、鑑真の不屈の精神、中日友好交流史を切り拓いたエピソードを追想した。

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