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真の歴史を直視しどこに向かうかを考える――東京で南京大虐殺84周年証言集会が開催
  ·   2021-12-13  ·  ソース:中国網
タグ: 南京大虐殺;国家追悼日;中日交流
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「3、4000人の中国人が後手に縛られ、4人1組の縦隊を作り南京北部の石炭港に連行された。2門の重機関銃で彼らを掃射した」南京大虐殺に参加した中国侵略日本軍の第二碇泊場司令部中士の梶谷健郎は戦場日記の中で、1937年12月17日の南京における大虐殺を記録した。

今年12月13日は南京大虐殺犠牲同胞84周年追悼日であり、8年目となる南京大虐殺犠牲者国家追悼日でもある。

長期的に南京大虐殺関連の歴史研究に従事している在日僑胞の林伯耀氏は11日、東京都のYMCAアジア青少年センターで行われた「南京大虐殺84周年証言集会」で、梶谷が生前に描いた石炭港大虐殺の地図を手にしながらスピーチを行った。

梶谷の日記のほか、当日の集会ではさらに中国侵略日本軍第16師団長の中島今朝吾と第30旅団長の佐々木到一の個人的な日記が展示された。うち佐々木は日記の中で、「払暁前、我々は敵陣を突破した。それから川辺に集まった人及び残兵を掃射し、1万5000発の銃弾を打ち尽くした……」これら残酷な内容は、日本軍が南京で大虐殺を行った事実を裏付けている。

集会ではさらに、南京石炭港大虐殺を経験した2人の生存者、陳徳貴さんと潘開明さんが当時を振り返る動画が再生された。2人の証言によると、当時川辺に連行された人数、縛られた人々が列になる光景、日本軍の掃射の現場などは梶谷の日記の内容と完全に一致し、佐々木が記録した内容とも呼応している。立場の異なる人の同じ光景の描写が裏付け合い、内容が一致している。多くの動かぬ証拠があり、否定の余地はない。

集会の主催者「ノーモア南京の会」の代表者の田中宏氏は記者に、次のように話した。同協会を設立したのは、日本人は「ノーモア広島」を知るだけではならず、日本人が引き起こした南京大虐殺の方を一層銘記すべきと思ったからだ。同協会は福岡、広島、長崎、大阪、名古屋、東京などの10カ所に拠点を置いている。彼らは12月13日の前後に日本各地で証言集会を開く。新型コロナウイルスの発生前、彼らはさらに南京の証人もしくは遺族を講演のため日本に招いていた。また南京を訪れ撮影した記録資料を日本で再生していた。

多くの動かぬ証拠のある南京大虐殺を前にしても、今日の日本の一部の政治家は歴史の真相を書き換えるため苦心惨憺している。

集会において、東京都の公立高校で歴史を教えてい甲野信夫さんがスピーチを行い、日本政府が教育内容もしくは教材に「細工」をし、日本の学生に対して真実の歴史を曖昧にしていることを批判した。例えば南京大虐殺を「南京事件」と呼び、中国侵略戦争を責任が平等な「日中戦争」と呼び、南京大虐殺の犠牲者数を否定し、「河野談話」を削除し、不明瞭な描写で歴史の真相を曖昧にし続けている。甲野さんは、「政府はいつも細かい点で歴史を修正する。しかし修正が重なり長期化すると、歴史の真相が完全に別の姿を取ってしまう」と述べた。

当日は日本の100人弱の市民が集会に訪れた。真実の歴史を語る一つ一つの証言を前にし、現場の全員が非常に厳かかつ真剣に耳を傾けた。集会の司会は、「真の歴史を直視することで初めて悲惨な歴史から抜け出すことができ、今後どこに向かうべきかを考えることができる」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年12月13日

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