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中国でも人気上昇中のドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」の「癒しの力」はどこから?
  ·   2021-05-08  ·  ソース:人民網
タグ: ドラマ;婚姻;中日交流
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とわ子の一番の「特徴」を挙げるとすれば、「かわいさ」だろう。そのかわいさは、いろんな経験をしてきた大人の女性にしか醸し出せない余裕と、自由さからきている。例えば、彼女は身なりにそれほど気を遣っておらず、ラフな服をオシャレに着こなし、高級ブティック街を歩いてみせる。また、元夫の皮肉に頭に来た時は、こっそりとコーヒーに塩を振りかけておきながら、なぜか結局自分で飲む羽目に陥ってしまう。部下の設計案にミスが生じた際には、部下たちと一緒に徹夜で残業し修正する。そして、クタクタに疲れて家に帰る途中、不注意から工事現場の穴にはまってしまうのだ。でもそんな災難続きの日でも、とわ子はお風呂につかって歌を歌い、元気を取り戻す。

このように気ままに生きる女性であるほど、生き生きとしていて、現実味があり、人の心を揺さぶるパワーを秘めている。離婚した女性だからといって、必ずしも固定のイメージである必要はなく、彼女たちも生活を楽しみ、希望を持って生きることができるはずだ。

とわ子の元夫3人や元夫たちとの関係も、お決まりのパターンとは全く異なっている。現在放映されている4話までの内容の中では、3度の離婚の理由は明かされていないものの、元夫3人は皆、今もとわ子のことを気にかけていることが見てとれる。夫婦としての関係は終わったものの、その関係がギスギスしたり、一発触発の状態になったりはしておらず、とわ子は、安心して元夫のそばで寝ることもできる。そして、とわ子が落ち込んでいる時には、元夫から花をプレゼントされることもあるのだ。

とは言え、同作品は別に理想ばかりが詰め込まれた主人公「メアリー・スー」のように「元夫3人は今もとわ子を愛している」といったストーリーを描いているのではなく、とわ子と元夫3人の関係を通して、人と人の間の感情の可能性に迫っている。例えば、とわ子の3番目の元夫は元々、「自分は冷たい人間」と思っていたものの、とわ子と一緒に過ごした後、自分も誰かを幸せにすることができるということを発見する。そして、自分の生活を見つめ直し、自分を変化させ始める。また、とわ子も、離婚するたびに、自分がどんな人間なのかがはっきり分かり、自分らしく生きるようになっていっているのだ。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年5月8日

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