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中国ドラマの海外における人気はどれくらい?
  ·   2021-03-08  ·  ソース:人民網
タグ: ドラマ;海外;文化
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世界の国々は長年、特定の商品やシンボルを通じて文化的イメージをキープするよう取り組んできた。例えば、米国にはハリウッドやコカ・コーラ、ポップミュージック、英国には王室、ジェームズ・ボンド、イタリアには歌劇、ルネサンス時代の画家、日本にはアニメ、韓国にはK-Popといった具合だ。海外では、中国文化というと、カンフーやパンダ、中国料理などが往々にして連想される。しかし、欧米諸国や日本、韓国などと比べると、中国文化の影響力はまだまだ伸びしろがあり、そのような状況は近年、少しずつ改善されている。ドイツの外国向けラジオ放送「 Deutschlandfunk(DLF)」の定期刊行物は最近、「中国のオンラインゲームやショート動画などの新たな文化的アーチファクトが世界的に人気になっている。おもしろく、政治性がないことがそれらの特徴だ」と伝えた。世界で人気となっているショート動画共有アプリ「抖音(Tik Tok)」のほか、一部の国や地域で、中国企業の商品が大ヒットしている。また、インターネットという新しいキャリヤーを通して、中国の小説や映画、ドラマなどが次々に海外進出を果たしている。

「媳婦的美好時代(彼と私と両家の事情)」がタンザニアで大ヒットしてからのここ10年、中国ドラマの「海外進出」はもはやはるか遠くの国の伝説ではなくなっている。「環球時報」のドイツ駐在記者は最近、周りの友人たちが中国ドラマにはまっていることに気付いている。その一人は、ハンブルクに住む主婦で、その夫はフォルクスワーゲングループのエンジニア。新型コロナウイルス感染が収束した後には、彼女は2人の子供と共に中国で数年暮らすことになる可能性があるため、中国に関する情報を集めていた時に、思いがけなく中国ドラマに夢中になってしまったという。

彼女は、「以前なら、中国映画・ドラマを見たいと思ったら、テレビで放送されるのを待つか、ビデオで録画しなければならず、とても不便だった。また、その数もとても少なかった。でも、今はストリーミングサービス・NetflixやViki、動画配信サービス・愛奇芸(iQIYI)などがあり、たくさんの選択肢がある。言葉の関係で、私がよく利用するのはNetflix。なぜなら少なくとも英語版があるし、ドイツ語版がある作品もあるから」と話す。

Netflixを見てみると、「天盛長歌(鳳凰の飛翔)」や「白夜追凶(Day and Night)」、「三生三世十里桃花(永遠の桃花~三生三世~)」、「陳情令」、「致我們単純的小美好(ツンデレ王子のシンデレラ)」など、中国ドラマ数十作品が並んでおり、各種ジャンルをカバーしていた。なかには、十数ヶ国の言語に訳された作品もあった。

中国ラジオ映画テレビ総局の関係責任者は2019年に、「世界で放送されている中国のテレビ番組の主なジャンルがドラマ。中国全土のテレビ番組輸出に占める割合は約70%で、世界の200ヶ国・地域以上に輸出されている」と明らかにしている。

海外進出している中国ドラマは、どのようなチャンネルを通して放送されているのだろうか?最も多いのはテレビで、韓国や日本、マレーシア、モンゴル、アラブ諸国、アフリカ、オーストラリアなどのテレビ局で放送されている。

次に多いのは海外の各インターネットプラットフォームだ。例えば、米国のNetflix、動画共有サイトYouTube、動画配信サービスHulu、アジアの番組が大量に配信されているVikiなどがある。

海外で人気になっている中国ドラマは? 

地域別で見ると、中国ドラマはアジア、特に東南アジア諸国で依然として人気が高く、近年はその影響力が上昇の一途をたどっている。また、その人気はアジアにとどまらず、中・東欧、ラテンアメリカ、中東、アフリカなどの国や地域にも広がり、拡大している。

グーグルの検索統計・分析によると、20年、マレーシアの映画・ドラマ関連の人気検索ワードトップ10に、「法証先鋒4(Forensic Heroes IV)」や「使徒行者3」、「機場特警(Airport Security Unit)」などのドラマのほか、大ヒットアイドルオーディション番組「青春有你(Youth With You)2」、ドラマ「三十而已(Nothing But Thirty)」がランクインした。2019年には、ドラマ「親愛的、熱愛的(Go Go Squid)」や「全職高手(マスターオブスキル 全職高手)」がランクインしていた。

中国映画・ドラマの中でも、歴史ドラマや武侠ドラマはこれまでずっと高い競争力を維持し、最もシンボル的存在のジャンルとなっている。歴史ドラマは、海外進出する中国ドラマの中でも主力的存在だ。しかし、ここ数年、海外進出する現代ドラマも増えており、中国の一般の人々の生活が反映されている作品もあれば、恋愛ドラマやサスペンスドラマもある。ある機関がまとめたYouTubeにおける中国ドラマ再生回数トップ20の半分は、「微微一笑很傾城(シンデレラはオンライン中)」や「杉杉来了(お昼12時のシンデレラ)」、「何以笙簫默(マイ・サンシャイン~何以笙簫~)」、「歓楽頌2 (Ode to Joy2)」、「都挺好(All IS WELL)」、「我的前半生(The First Half of My Life)」などの現代ドラマだった。

MyDramaListに入っている人気ドラマを見ると、「陳情令」や「琅琊榜(琅琊榜 ~麒麟の才子、風雲起こす~)」などの歴史ドラマのほか、「以家人之名(家族の名において)」や「全職高手」、「我只喜歓你(となりのツンデレ王子)」、「親愛的、熱愛的」、「戦長沙(Battle of Changsha)」など、家庭、エレクトロニック・スポーツ(eスポーツ)、恋愛、戦争などをテーマにした作品が入っている。

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