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「恩返し」の言葉に込めた思い ディレクター・竹内亮氏
  ·   2020-04-24  ·  ソース:人民網
タグ: ドキュメンタリー;日本人;文化
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第2弾のマスク2万枚は神奈川県と千葉県へ

「パンダの恩返し」には約2週間で600人の賛同者が集まり、15万6千元の寄付が寄せられ、第2弾としてマスク2万枚が神奈川県と千葉県にすでに発送されたほか、さらにマスク5万枚を購入し、東京都と埼玉県、北海道、愛知県、兵庫県の5つの都道府県に近日中に1万枚ずつ発送していく。これらの寄贈先は感染者の多い順に選んでおり、運営委員会のメンバーが各地方自治体の担当者に直接連絡を取り、受け入れ可能なマスクの種類などを確認してから決定し、主に医療機関や介護施設への配布を希望しているという。

これまで連絡した地方自治体のほとんどが、マスク不足が深刻で、今すぐにも欲しいという切羽詰まっている状況で、申し出を喜んで受け入れる、本当にありがたいという反応だったという。「なかでも千葉県は海外から届くのは今回が初めてだということで、私自身も驚いている。東京都には結構届いていると聞いているので、たぶん海外からの支援は東京や大阪などに集中しているのではないかと思う」と竹内氏。

日本へのマスク発送作業の様子(写真提供・竹内亮氏)。

感謝の気持ち伝える「鶴の恩返し」ならぬ「パンダの恩返し」

活動名の「パンダの恩返し」は、竹内氏が社員たちと一緒に考えて名付けた。2月に中国国内で新型コロナウイルス感染が一気に拡大した際、日本からたくさんの支援物資が中国に送られた。中国ではこうした日本からの支援について毎日のように報道されていたため、中国人はもちろんのこと、中国に住む日本人も皆知っているが、竹内氏は、「日本の人々は意外に中国の人々が皆感謝していたことをほとんど知らなかった。自分たちも足りないのに、なぜ中国に送ったのかと発言する日本人すらいたのは、中国の人々が恩に感じているということをほとんどの日本人が知らなかったからだ。それがすごくわかり、中国は恩を感じているんだということをちゃんと伝えたいと思った。そこで『恩返し』という言葉をどうしても使いたくて、『鶴の恩返し』ならぬ『パンダの恩返し』とした」とその命名の経緯を語った。

東京や大阪の企業にも寄贈されたマスク(写真提供・竹内亮氏)。

「大変なこともたくさん、それでも毎日うれしい」

各地方自治体への連絡から運送会社の手配、政策への対応、発送作業、そして賛同者たちへの各種報告など、「NPO法人でもないのになぜこれほど頑張っているのかと思うこともある」としながらも、竹内氏は「毎日とてもうれしい」と言い切る。「毎日賛同者がどんどん増えている。現時点までにすでにほぼ15万元くらいまで集まっており、これほど集まるとは始めた当初は考えてもいなかった。在中国の日本人皆が一丸となって一つのことをやっている感じはとても楽しい。それだけでなく、日本が大好きだという中国人も参加してきている。それもとてもうれしい。こんなに日本のことを思ってくれている中国の方がいるのだと。それはこれまでもわかっていたことだがと、今回の活動を通じて、改めてそう感じた。大変だが、当然うれしいことのほうが多い」と竹内氏。

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