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ありのままの中国を記録 日本人監督の竹内亮さん
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本誌記者・李一凡 · 2021-02-05 · ソース:北京週報 |
タグ: ドキュメンタリー;監督;中日交流 | 印刷 |
作品がヤフージャパンのトップページに取り上げられ、「微博(ウェイボー)」のホットワード検索ランキングに入り、取材が相次いで殺到し、ファッション雑誌にも掲載された。この1年、江蘇省南京市在住の日本人監督の竹内亮さんは大きな注目を集めている。
2020年のキーワードを聞くと、竹内さんは思わず「出圏(バズった)」と、笑いながら本誌記者に答えた。
去年3月から今年初め、「新規感染者ゼロの街」「お久しぶりです、武漢」「中国アフターコロナの時代-『逆転勝利の法則』とは」と、3つのドキュメンタリー作品の公開により、この42歳の日本人監督は一躍中日両国のネットユーザーに知られる存在となった。竹内さんはネットで数百万のフォロワーを獲得したほか、中国外交部の華春瑩報道官にも作品を賞賛された。
「お久しぶりです、武漢」のポスター
それに対し、竹内さんは光栄に感じつつも、謙虚な姿勢を保っている。「ドキュメンタリーの監督として、今のリアルな中国をありのままに記録して、それをみんなとシェアしたいです」と竹内さんは言う。
「三ない商品」でリアルな中国を記録
2020年初め、突如発生した新型コロナウイルス感染症に対し、南京の防疫の日常を経験した竹内さんは、それを記録する企画を思いついた。隔離政策、非接触デリバリーサービス、オンライン教育など、南京のコロナ対策を記録するドキュメンタリー作品「新規感染者ゼロの街」が2020年3月、ネットで公開された。この作品はヤフージャパンのトップページに取り上げられ、のちには十数カ国語に翻訳され、各国のネットユーザーから広く注目された。
2020年6月に公開された「お久しぶりです、武漢」では、竹内さんは10日間かけて、武漢で暮らしている日本料理店の店長、雷神山病院の建設労働者や看護師など10人の物語をカメラで記録し、アフターコロナの武漢の人々の現状を世界に発信した。本作は公開後、ネット上で4000万回以上再生されている。
「南京のコロナ対策は非常にシェアする価値があると思ったし、武漢の人々の現状もそうですし、だから撮影に行きました。自分の考えをみんなに伝えたいというより、自分が見たありのままのリアルな中国を記録してシェアしたい。僕は誘導するつもりは全然なく、視聴者の人に見て考えてほしいです」と竹内さんは語る。竹内さんは自分の作品を台本も、腕も、資金もない「三ない商品」と冗談交じりに言うが、むしろそうであるからこそ、中立で客観的かつ真実性のあるドキュメンタリーを制作できると話す。
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