中文 | English | Français | Deutsch
 
 
ホーム 政治 経済 社会 中日交流 文化 文献 特集
ホーム >> 中日交流 >> 本文
  • descriptiondescription
ありのままの中国を記録 日本人監督の竹内亮さん
本誌記者・李一凡  ·   2021-02-05  ·  ソース:北京週報
タグ: ドキュメンタリー;監督;中日交流
印刷

仕事の変化と変わらぬ初心

作品で人気を博した竹内さんは、ドキュメンタリー監督のほか、ネットで活躍するインフルエンサーともなり、広告の依頼やビジネス面での仕事も増えた。「でも正直に言うと、インフルエンサーなどの仕事は全然興味ないですけど、お金を稼がないと会社が潰れるし、自分が撮りたいものが撮れなくなるので、やっぱりちゃんとやっていますよ」と竹内さんは語ってくれた。 

インフルエンサーの仕事は簡単ではないものの、知名度が上がったことは監督の仕事に多くの可能性をもたらした。「監督として一番嬉しいのはやっぱり撮りたいものが撮れるようになったことですかね。昔はある会社を撮影したいと言ったとしても、誰も竹内亮を知らないから断られたわけです。今は有名になったことで、僕を見たことがある、作品を見たことがある人が多いので、撮影申請をするとオッケーをもらえる確率が高くなりました」と竹内さん。 

大涼山で撮影をする竹内亮さん

さらに、有名になったおかげで、竹内さんの長年の夢も、ついに叶う時が来た。 

2011年、竹内さんはNHKのディレクターとして中国を訪れ、ドキュメンタリー「長江 天と地の大紀行」を制作した。10年前の長江の旅を振り返ると、青海・ チベット高原の360度の地平線、独特な少数民族の文化、三峡ダムの雄大さ、盛んな物流の様子、『三国志』に登場する歴史的な場所…「本当に印象深かった。すべて覚えています」と語る竹内さんは、「中国を西から東まで貫いている長江は、経済も文化も民族も、全て含まれている川なので、本当に中国を見ることができる非常にいい材料であり、非常に描きやすい題材でもあります」述べた。 

竹内さんによると、2年前から長江をもう一度撮る企画はあったが、自分の会社だけでは撮影経費を賄えないため、断念せざるを得なかったという。「今はちょうど10年経ちましたし、1本の川を通して中国のこの10年を見たいですね。また、今なら作品で有名になったので、スポンサーが集まりやすいだろうというのもあります」と述べた竹内さんはこの企画の復活を決め、年内に3カ月をかけて、もう一度長江の旅をするつもりだ。 

「西部は10年前に本当に何もなかったので、今の貧困脱却の難関攻略の現状が見たいし、長江は禁漁にしていると聞いたから、今どうなっているのかもやっぱり見たいし、環境問題が一体どうなっているのかも知りたい。見たいテーマがいっぱいあります」。念願の旅に対し、竹内さんは大きな期待感を示した。 

(写真は本人提供)

「北京週報日本語版」2021年2月5日

前のページへ123
シェア:
リンク  

このウェブサイトの著作権は北京週報社にあります。掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。


住所 中国北京市百万荘大街24号 北京週報日本語部 電 話 (8610) 68996230
  京ICP备08005356号-4 京公网安备110102005860

中国語辞書: