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「私には二つの家がある。一つは日本、もう一つは中国」 日本残留孤児代表団が中国を訪問
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本誌記者・金知暁 · 2019-10-23 · ソース:北京週報 |
タグ: 日本残留孤児;歴史;中日友好 | 印刷 |
中華人民共和国成立70周年を迎え、「中国帰国者・日中友好の会」の池田澄江理事長が率いる日本残留孤児代表団34人が10月17日から26日にかけて北京市や四川省などを訪問し、22日夜には、中国中日友好協会から熱烈な歓迎を受けた。中国中日友好協会の許金平副会長と池田澄江理事長は歓迎会でそれぞれ挨拶し、駐中国日本大使館の堤尚広公使などの来賓も同式典に出席し、挨拶した。
記念写真を撮る日本残留孤児代表団と歓迎会の来賓(撮影・本誌記者金知暁)
許副会長は日本残留孤児代表団に対して、その中日友好に向けた積極的な活動を認め、同代表団のメンバーが中国の養父母の恩情を忘れることなく、自発的に養父母やその親戚のもとを訪れ、中国の発展に心を寄せて応援していることに賞賛の意を示した。許副会長は、「中国の特色ある社会主義は新時代に入り、日本も『令和時代』に突入しました。代表団の皆様がかつて歌で、『私には二つの家がある。一つは日本にあり、もう一つは中国にある』と歌ったように、これからも中日友好の体験者として、ご自身が持つ独自の影響を発揮し、両国人民の間に友好の橋を懸け、両国人民の相互理解と友好感情を深め、中日交流事業の絶え間ない発展に新たな貢献をしていただきたい」と述べた。
挨拶を行った中国中日友好協会の許金平副会長(撮影・本誌記者金知暁)
池田理事長は挨拶の中で、「中国帰国者・日中友好の会」が帰国者の良好なイメージ作りのため、また帰国者が日本社会に融け込むために日本で行っている努力や、日本の大学・医療機関などのために行った社会貢献を紹介した。また、「『中国帰国者・日中友好の会』に所属する多くのメンバーにとって、中国が故郷で日本が祖国であり、どちらも切り離せない存在であるため、日中関係がどのように変わろうとも、私達は民間交流のための努力で、手を緩めることはありません。現在、残留孤児の中で一番若い人でも75歳となっているため、私達が直面している最も切実な問題は、いかにして私達の経験を後世に残し、戦争と孤児の悲劇が二度と起きないようにするかということです。私達はこのためのリレーのバトンを残留孤児二世に渡し、彼らがこの理念を受け継ぎ、より良くやってもらえると信じています」と代表団全メンバーを代表して語った。
取材を受ける「中国帰国者・日中友好の会」の池田澄江理事長(撮影・本誌記者金知暁)
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