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中日両国間における2018年のトピック総まとめ
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· 2018-12-24 · ソース: |
タグ: 中日関係;中日平和友好条約;中日交流 | 印刷 |
7.中国のトキが中日友好の新たな使者に
成田空港に到着した中国から日本に提供されたトキの「楼楼(ロウロウ)」と「関関(グワングワン)」。
今年5月、中国の李克強国務院総理が日本を訪問した際、中国側は日本に対する友好の証として、トキのつがいを日本に提供することを明らかにした。
中国陝西省のトキのつがいは10月17日午後、飛行機で千葉県成田国際空港に到着。2羽はその後、新潟県佐渡空港に運ばれ、当日夜には佐渡市の佐渡トキ保護センターへ移送された。トキの中国からの提供は2007年以来、約11年ぶりとなる。
中日によるトキの保護は世界の野生動物保護の歴史においてすでに成功モデルとなっている。1980年代から中国は日本に前後してトキ5羽を提供し、日本における新たなトキの群れの形成をサポートし、日本も国と民間の保護プロジェクトが中国のトキの生息地の保護事業をサポートした。現在、日本で繁殖し、誕生したトキはすべて中国から提供されたトキの子孫となっており、日本全国で約550羽のトキが生息し、人工繁殖と自然に戻すことで野生の群れを形成している。その主な生息地は佐渡島となっている。
8、日本の癒し系ゲームアプリ「旅かえる」が中国でも大人気に
「旅かえる」は、2017年末にヒットポイントがリリースした放置系シミュレーションゲームで、遊び方はいたってシンプル。プレイヤーは庭でクローバーを収穫し、旅立つかえるのために「おべんとう」や「どうぐ」、「おまもり」などの旅支度を整えるだけだ。かえるは旅に出かけていることもあれば、家にいる時もあり、プレイヤーが支度を整えていなくても、かえるは旅に出かける。リリース後、中国版がなかったにもかかわらず、中国のApp Storeの無料ゲームアプリのダウンロードランキングでトップになり、中国のiOS端末での総ダウンロード数は3000万回を超えるなど、大ヒットとなった。
阿里巴巴(アリババ)グループは4月、「ヒットポイント」と戦略的提携を結び、「旅かえる」の中国大陸部における配信権を獲得したと発表した。
5月、中国版「旅かえる」は正式にリリース。中国版の名前は「旅かえる:中国の旅」で、内容も全面的にローカライズされている。例えば、かえるが行く観光地は、中国の観光スポットが含まれているほか、「おべんとう」には焼き包子、「どうぐ」には玉の飾り、ひょうたん、油紙傘などとなっている。
9、中日平和友好条約締結40周年記念イベント
・「故宮文化・クリエイティブ展示会」
「故宮文化・クリエイティブ展示会」は5月に東京で行われ、故宮博物院のクリエイティブグッズの成果及び文化クリエイティブ分野における中日協力の模範例を展示した。
デジタル技術を活用した「デジタル多宝閣」では、多くの来場者がスクリーンに触れ、ハイテクと文化財のゼロ距離の接触を通じて、故宮博物院所蔵の文化財と中華文化の奥深さを体験していた。
・野村万作・萬斎北京公演
中日平和友好条約締結40周年を記念して在中国日本大使館が主催し、人間国宝の野村万作氏、俳優としても活躍する野村萬斎氏による狂言公演が8月10日に北京の天橋芸術中心で行われた。そのチケットは発売開始から30分ほどで完売するほどの人気で、会場には中国人の若い女性たちの姿が多くみられた。
公演後のインタビューで野村万作氏と萬斎氏は、その誇張された滑稽な動きや擬音を使ったセリフなどは日本の漫画やアニメにも通じ、「川上」で語られる夫婦のやり取りは現代の介護問題に通じる点もあるなど、狂言は「古典でありながら現代的なニュアンスを持つ」魅力を備えていると語った。
・広州でタイムカプセルを再び埋設
挨拶する日本在広州総領事館の石塚英樹総領事。
広東省人民対外友好協会と広州市人民対外友好協会、日本在広州総領事館、広州日本商工会が11月19日、広州彫刻公園で「タイムカプセル」の埋設式典を共催し、この活動を通じて、「中日平和友好条約」締結40周年を記念した。
中日平和友好条約締結20周年の際、中日は両国の児童の絵画と書道作品をそれぞれ100点ずつ、計200点を集め、「タイムカプセル」と名付けた特別なステンレス製容器に入れ、広州彫刻公園に埋設した。また、20周年を象徴する20本の「友情の木」も植樹された。20年の時を経て、当時植えられた小さな苗木は今や青々と生い茂る立派な木に成長しており、20年前、素晴らしい未来への願いと作品をタイムカプセルに提供した子供たちも今や大人になり、それぞれの職場で中日友好の促進のために積極的に「架け橋」としての役割を果たしている。
今年はちょうど「中日平和友好条約」締結40周年の年。中日は再び両国の小学生から計200点以上の作品を集めて「タイムカプセル」に入れ、19日に広州彫刻公園に再び埋設し、20年後(2038年)に掘り起こすことを約束した。
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