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「第3回日中教育文化交流シンポジウム」が東京で開催
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· 2018-03-06 |
タグ: 日中;教育文化;中日交流 | 印刷 |
第3回日中教育文化交流シンポジウム会場の様子。
公益財団法人・日本中国国際教育交流協会が主催する「第3回日中教育文化交流シンポジウム」が 3日午後、東京の日本教育会館で開催された。同協会の黒田文男代表理事と顧問を務める元参議院副議長の輿石東氏が挨拶を述べたほか、衆議院議員の近藤昭一氏が講演を行った。「第13回中国人の日本語作文コンクール」で最優秀賞を受賞した宋妍さんら中日の若者5人がパネルディスカッションを行った。その他、日本各地から来た教育関係者ら約50人が出席した。人民網が報じた。
「日中関係の発展には相手国を深く理解することが不可欠」
近藤氏は、「日中関係と若者の役割」と題する講演で、80年代初期に中国に留学した時のことを振り返り、「中国の近年の変化には驚かされる」と語った。
近藤氏は、「自身が幹事長を務める日中友好議員連盟は、国会で最大の超党派議員連盟。中国に対して強硬な姿勢を示す自民党のメンバーもいるが、与党であっても野党であっても、ほどんどが日中関係はとても重要と考えている」とし、「中国経済は崩壊する、貧富の差が拡大している、中国で発展を目指した企業が次々に日本へ撤退しているなどと報道する日本のメディアもあるが、実際には、経営状態の良い企業がほとんどだ。昨年、上海に足を運んで、日系企業を視察したが、それら企業は、『日本メディアは、マイナスの要素をあまりにも大げさに伝え、事実とは明らかに違う』との見方を示していた。一部の日本メディアがマイナスの要素を強調しすぎているため、中国崩壊論まで出ている。一方、中国が強大になっているとあまりにも大げさに伝えているメディアもあり、中国脅威論が起きている」と指摘。
「一人でも多くの中国の若者に日本に来てもらいたいし、一人でも多くの日本の若者が中国を訪問することを願っている。日中関係を発展させるためには、歴史を含む各方面の状況を深く理解することが必要で、表面的な交流にとどまっていてはならない」と強調した。
「両国の若者が中日関係の明るい未来を切り開いてくれるだろう」
講演後、パネルディスカッションが行われ、日本僑報社の編集長を務める日中交流研究所の段躍中所長がコーディネーターを務めた。
河北工業大学の学生・宋妍さんは、受賞作品「『日本語の日』に花を咲かせよう」を紹介した後、日本を一週間訪問した時のことを振り返った。その他、「第12回中国人の日本語作文コンクール」の一等賞受賞者・郭可純さん、東京大学大学院の徐博晨さん、早稲田大学の市川真也さん、公益財団法人国際文化フォーラム職員の宮川咲さん、中華圏エンタメライターの鈴木由希さんらがパネラーとして、相手国に対する思いなどを語った。
その後、日本を訪問中の北京日本学研究センターの元センター長・徐一平教授が自身の感想を語り、「今日のシンポジウムにはとても感動した。中日両国の若者が必ず先代の事業を引き継ぎ、共に努力し、中日関係の明るい未来を切り開いていくれると信じている」と述べた。
最後に、元参議院議員の水岡俊一氏が、「若者6人には、日本人は中国語を学ぶことで日本に対する理解を深め、一方の中国人は日本語を学ぶことで中国に対する理解を深めるという共通点がある。日中関係の明るい未来のために、自分を含めた全ての人が、努力することを願っている」と講評した。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年3月6日
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