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中国の文化財を愛してやまないある日本の男性 広州の職人に感服
  ·   2016-12-08  ·  ソース:
タグ: 中国;文化財;中日交流
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50代の鳥居さん夫婦は、地元の奈良で中国の文化財を売る小さな店を開いている。二人は、自分のしたいことをして生活を楽しんでいる日本人の代表で、中国文化財や古代文化を熱心に研究する地元の機関に所属し、毎年、寛大に寄付を行っているほか、各地の博物館が開催する展覧会巡りをするため、一年中、日本各地に足を運んでいる。新快報が報じた。

体は健康とは言えず、医師からは遠出の旅行にはあまり行かないようにと言われている鳥居さん夫婦だが、1-2年に1回は、必ず中国に旅行に行くという。中でも、2人がよく行く場所は広州だ。

広州で工芸品を探すのが大好きな鳥居さん

鳥居さんは取材に対して、「12月に広州に旅行に行くつもり。もうこれで8回目の広州旅行になる。広州の旧市街・西関には、骨董品を売る店や露店、定期市がたくさんある。小さな店の店主もその道のプロで、感服させられる。広州の博物館や研究資源は豊富で、オープン。学者も外国人と喜んで交流してくれる。広州には、広繡(刺繍)、広彩(瓷器)、粤劇(広東オペラ)、宮灯(ランタン)、戯服の製作など、長い歴史を誇る技芸が残っており、広州の友人が高齢の職人やその後継者に会いにつれて行ってくれたことがある。精巧で美しい手工芸品を探して買う以外に、そのような素晴らしい技芸を見ることもできる」と話す。

そして、「有名な茶道や香道、陶瓷など日本の多くの文化は、中国の唐の時代に伝わったもの。伝統ある家の普段のライフスタイルや信仰、文化の中には、その時代の特徴に忠実に従ったものもある」と興奮気味に語り、「私は中国語があまり上手ではないけど、逆にそのおかげで言語の壁や縛りがなくなり、文化と物品そのものから2つの文明間にある昔からのつながりを感じることができ、いつもサプライズと収穫がある」と語った。

仲間集めて定期的に広州で「お宝探し」

中国の文化財との「縁」について、鳥居さんは、「若い時は貧乏だったため、望んでいるような生活はできなかった。約20年前、懐が寒く、今のように気に入ったものを好きに買うことはできなかった。必要なものを買う時は、安い物が売っていることで有名だった中華街に行ったものだ」と笑いながら話した。

そして、ほほ笑みながら、「当時の中華街は、中国から来たばかりの移民がたくさんおり、生活費の足しにするために、故郷から持ってきた物を安く売っていることがあった。私も、建盞、黒釉、白瓷の食器などを買ったことがある。これらは美しく味わい深いものであり、大切にしてきたので今でも使える。あの頃から、中国にずっとあこがれ、行きたいと思っていた。こんなに美しいものを作れる民族はどんな人達なのか見に行きたいと思っていた」と語った。

中年になったころ、仕事も安定し、経済的にも余裕が出てきたため、鳥居さんは妻と共に、遠くへ旅行に行くことができるようになった。そして、念願がついにかない、広州の店に行って、「身分不相応」な文化財や工芸品もたくさん買ったという。

「好きだから、次から次へと買ってしまい、すぐに家が文化財や工芸品であふれ、置き場がなくなってしまった。当時、同じ趣味を持つ地元の人が私のコレクションを見によく私の家に来て、『どこで買ったのか』とよく聞いていた。それで、6年前、思い切って自宅近くに文化財を売る店を開いたほか、時々、日本の友人を連れてお宝探しに広州へ行っている」と鳥居さん。

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