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京劇の名優・梅葆玖氏と日本の深い繋がり
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· 2016-04-29 · ソース:人民網 |
タグ: 梅葆玖;日本;中日交流 | 印刷 |
桜美林大学の「梅博士」
梅葆玖氏は2012年3月15日、日本の桜美林大学の招きで訪日し、同校における博士号授与式に出席し、「梅博士」になった。
90年以上の歴史を誇る桜美林大学の前身である桜美林学園の創始者で初代校長の清水安三氏は梅蘭芳氏の親友だった。また当時の佐藤東洋士学長も京劇を非常に好んでいたこともあり、桜美林大学は2000年に京劇カリキュラムを開設、その当時、京劇カリキュラムを開設する日本国内唯一の大学として頻繁に京劇公演を行なっていた。2006年より梅葆玖氏の弟子であり、梅派京劇の3代目後継者である袁英明氏がこの課の講師を担当している。
君子約束を違わず
2013年、梅葆玖氏率いる京劇団は梅蘭芳生誕120周年のワールドツアーのため訪日した。福田康夫元首相も梅蘭芳氏、と中国の戯曲芸術に尊敬の念を抱いていたため、特別に梅葆玖氏を歓待する席を設けた。このことにいたく感動した梅葆玖氏は3年後に80歳を迎える福田元首相が北京を訪れてくれたら、福田氏のために特別公演を行うと約束をした。
2016年3月21日夜、中国京劇の名優・梅葆玖氏が自ら企画した特別公演が北京の長富宮飯店にて開かれた。この公演を見るためにやってきたのは、ちょうど3年前に日本で梅葆玖氏を丁重に迎えた福田康夫元首相その人だ。
宴席での約束だったが、梅葆玖氏にとって3年間決して忘れたことのない約束だった。「引き受けた以上、必ずやり遂げなければならない」と語った梅氏はまた「父は1919年、1924年と1956年に日本で公演を行い、現在まで私自身もしばしば京劇団を伴い訪日公演を行っている。中国の京劇芸術と日本の伝統戯曲芸術の交流と協力を今後も途絶えさせることなく代々引き継いでいってもらいたい。そして中日の友情も長く続いていってほしい」と語った。
「人民網日本語版」2016年4月29日
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