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世界初の重工業「ライトハウス」とはどんなものか?
  ·   2021-10-12  ·  ソース:人民網
タグ: 製造業;重工業;経済
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「ブレーン」が任務を効率よく仕分けし、スマート工場の「両手」も歩調を合わせ高速で動き回る。工場では、5G+AR(拡張現実)デバイスによる「人と機械の協働」技術が幅広く応用されている。材料の仕分け、ピンの組立などこれまで大変だった作業、危険な作業を人が行わなくてよくなり、すべてを機械が効率よく行うようになった。バックグラウンドでは、「樹根の(ワンストップ式インダストリアル・インターネット・オペレーションシステム)プラットフォーム」が昼夜を問わず稼働し、工場に3600ヶ所以上あるデータ収集地点で収集した工業ビッグデータに基づき、すべての工程、すべてのモデル、さらにはカッター1本に至るまで最良のパラメータを参照し、製造リズムを最適化している。

匠の経験をパラメータ化

三一重工スマート製造研究院の董明楷院長の話を借りれば、「現在のパイルドライバ工場は賢い頭脳を持ち、目と手が素早く動くエンジニアのようなもので、匠の精神と経験のパラメータ化、ソフトウェア化を実現した」。言い換えれば、強大な人と機械との協働を通じて、ロボットのAIが熟練工の技能・手法を学んで習得するようにし、匠の経験をパラメータ化するということだ。

たとえば溶接の場合、従来の工場には400人を超える溶接工がいて、そのうち2人が「重点保護対象」だった。というのも、その2人にしか溶接できない継ぎ目があったからだ。製造任務の繁忙期には、その2人は工場全体の運営に影響が出ないよう、残業を余儀なくされていた。今ではロボットが彼らの作業をパラメータ化し、匠が機械にエネルギーを注入し、機械が人間に取って代わり、溶接工程の生産能力が数十倍も増加した。経験を積んだ匠の技術も、機械を通じて継承できるようになった。

「ライトハウスと従来の工場を比べた場合、作業員の技能に対する新たな要求はあるか」との質問に対し、三一集団の取締役兼シニア副総裁の代晴華氏は、「昨年にライトハウスを建設した時、私たちは非常に大きな研修計画をスタートし、作業員も現場スタッフも全員がロボット操作による作業を学ぶことになっている。そのため湖南省長沙市にある三一工場学院にロボット研修拠点を設立した」と答えた。

作業員がロボット操作を学ぶよう奨励するため、企業側は関連の措置を打ち出し、ロボットによる作業をマスターすると、1万元の奨励金を支給するだけでなく、賃金の等級も1段階引き上げるとし、これにより作業員のロボット学習意欲が大いに高まった。作業員の技能学習への情熱によってスマート工場全体の作業レベルが大幅に向上し、作業員自身のキャリアの道もさらに大きく開けた。代氏は、「私たちのロボットを操作できる人材が引き抜かれ、新たな力として社会に貢献することもある」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年10月11日

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