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本業以外にいろいろな仕事に挑戦 「スラッシャー」増加中
  ·   2021-05-12  ·  ソース:人民網
タグ: 職業;副業;経済
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推理ゲーム「マーダーミステリー」のシナリオライター、運転代行のドライバー、フリーのライター、ラジオのパーソナリティといった職業を、ランダムに組み合わせて複数こなしている現代の若者がいる。こうした複数の職業をもつ人は、「スラッシャー」と呼ばれている。今年のメーデー連休期間中、スラッシャーたちはのんびり過ごしてはいなかった。シナリオを書いたり、個人メディアの制作をしたり、楽器の練習をしたり……新しいことに挑戦し、さまざまな発展の道を探り、関心や趣味をさらに発展させようとした。「武漢晩報」が伝えた。

新興職業に引きつけられて「スラッシャー」になる若者

メーデー連休中、四喜さんは「マーダーミステリー」の3本目のシナリオの執筆を開始したと同時に、関連コンテンツのインキュベーターの構築準備を始めた。シナリオスタジオを立ち上げ、シナリオを書いてみたいプレイヤーやライターにアイディアを形にする場所を提供するという。

1993年生まれの四喜さんは、武漢で最も早く「マーダーミステリー」のプレイヤーになった一人で、今はそのシナリオを書くのが本業だ。この業界に入って3年目になった彼は、これまでに2本を制作し、1本を監修し、制作した「北国の春」はプレイヤーにとても人気があり、今では年収が100万元(約1700万円)に上るシナリオライターになった。

四喜さんはアナウンス専攻の出身で、ラジオ局や出版社などで働いていた。最初は「マーダーミステリー」の熱狂的なファンになり、しょっちゅう友人と連れだって遊びに行っていた。たまたまある偶然の機会で、シナリオを書いて副業にするということを思いついた。仕事をしながら、空いた時間を利用して研究を重ね、ついにスラッシャーになった。1年間頑張り、最初に書いたシナリオが「マーダーミステリー」の発行元に好評だった。

四喜さんは、「『マーダーミステリー』のストーリーは文学の創作と異なり、プロットの設定、リズムの把握、手がかりのつながり、ロジックのつながりをどう設計するかなどは教えることができる。2本目が成功した後、シナリオスタジオのアイディアが生まれた。周囲にシナリオの書き方を勉強したいという人はたくさんいるが、頑張り続ける人は少ない。この世界に踏み込んでみると、実際にはそんなに面白くもないし、利益の出ない期間も長く、続けていくのは難しい。自分がやりたいことはシナリオを志す人たちを支援し、彼らが書きたいものを形にする手伝いをすることだ」と述べた。

また四喜さんは、「さまざまな新興職業がたくさん出てきて、より多くの柔軟に働ける副業が若者の選択肢になった。こうした副業はそれほど時間を取らず、場所も資本金も必要ないし、その登場で若者のスラッシャー化が進んだ。しかも現在の若者の職業観は非常に自由で、1つの仕事を一生続けなければならないとは考えていない。自分の周りにもたくさんのスラッシャーがいて、自分と同じように副業がだんだん本業になる人もたくさんいる」と述べた。

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