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新職業を生み出す新業態・新スタイル 広がる若者の雇用
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· 2020-12-30 · ソース:人民網 |
タグ: 職業;若者;経済 | 印刷 |
産業用ロボットシステム運営管理者、高齢者能力評価士、インターネットマーケティング担当者……新しい業態と新しいスタイルが新しい職業を続々と生み出している。こうした新職業に従事する若者は、新経済(ニューエコノミー)に活力を注入し、人々のサービスに対する新たな需要にも応え、人々の暮らしに新体験をもたらした。
高齢者能力評価士:介護業界の未来の硬直的需要に
高齢者の病気の診療で10数年の経験がある譚恵さんは、今は高齢者能力評価士をしている。普段の仕事は、高齢者の基本的情報や健康状態をチェック・記録し、それに基づいて高齢者の認知能力、精神状態、感知能力、コミュニケーション能力、社会参加能力を評価するというものだ。評価士が作成した高齢者能力総合評価報告は、高齢者の介護レベルを確定し、受けられる公共の福祉サービスを決定する時プラスになる。
譚さんが使用する高齢者能力スクリーニング評価表は6分野20数項目からなり、高齢者の能力スクリーニング評価指標、日常生活自立度レベル区分、視覚・聴覚・コミュニケーション能力レベル区分、認知能力レベル区分などが含まれる。
業界での統計によると、現時点で中国では高齢者の能力を評価するスタッフが150万人近く必要で、現在は10万人が不足している。譚さんは、「高齢者能力評価士は今、社会の硬直的需要になりつつあり、人手が大いに不足している。新職業の1つとして、今後は介護サービス業がより個性を重視した細やかなサービスを提供するたな道を歩むよう後押しすることになる」と話した。
産業用ロボットシステム運営管理者:産業と人材のモデル転換の新たな象徴
自動化設備を多く導入した企業では、産業用ロボットシステム運営管理者がさまざまなモニター機器やメンテナンス設備を使用して、産業用ロボットとそのシステムのデータの収集、状態のモニタリング、故障の診断、メンテナンスや修理などをする。
陳合華さんは湖南省の陶磁器メーカーのエンジニアで、生産現場にあるロボットアーム数台の運営管理者でもある。そこでは現在、主に碗類、仕切り皿、マグカップなどが生産されている。
陳さんは、「陶磁器の生産現場では、製品の損耗が最大の問題だ。ロボットアームを導入するまでは、生産ライン15ヶ所近くある中継輸送の段階でいずれも作業員が製品を運ばなければならなかった。労働時間が長くなると運ぶときに揺れが生じて、完成品や半製品が落ちて割れてしまうことがよくあった。2019年にロボットアームを導入した後は、製品の損耗率が10%前後に低下し、輸送できる量が2倍に増えた」と話した。
ロボットシステム運営管理者の登場は、従来型製造業が先端製造業へとモデル転換していることを示し、こうした産業の労働者がより高度な仕事に進むよう誘導するものでもある。
陳さんは、「現場には新職種、新職業が登場し、労働者の技術型人材へのモデル転換により大きな原動力が加わった」と話した。
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