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盛り上がる「萌え経済」 知財権の保護がカギ
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· 2021-04-02 · ソース:人民網 |
タグ: 消費;知的財産権;経済 | 印刷 |
韓氏の指摘によると、「『萌え経済』の誕生発展の最も主要な原因は文化クリエイティブ産業が繁栄し、産業内の各種経営主体と製品の形式がますます多様になり、新製品と新モデルが次々誕生するよう後押しされたことにある。現代の社会・文化は多様な発展を遂げ、社会は漫画・アニメや二次元の文化により寛容的になり、これを受け入れるようになり、新たな消費分野の誕生が促進された。大衆の文化消費ニーズと購買力が高まり、特にインターネットと一緒に成長した世代の消費者はこうした製品に対してより高い消費ニーズと購買力をもち、『萌え経済』繁栄の原動力の1つにもなっている」という。
モバイルインターネットの急速な発展により、今や映画・テレビ、漫画・アニメ、ゲームなどが徐々に中国の消費者の、特にZ世代(1995年から2009年までの間に生まれた人)のユーザーの主要な文化消費コンテンツになり、それに伴って二次元文化も広がりをみせ、二次元ユーザーの規模が拡大を続けている。データによると、20年の中国の二次元ユーザーの規模は約3億7千万人で、21年は4億人に達する見込みだ。業界関係者は、「新しい文化消費の注目点が『萌え経済』の勢いに乗った発展を後押しした」と指摘した。
海賊版の「萌え製品」にNO!
「萌え経済」ブームが起きたが、模倣や海賊版の横行が業界を悩ませる問題点にもなっている。
韓氏は、「『萌え経済』が目下抱える主な問題の1つは、権利侵害の現象だ。海賊版は正規版の製品の知的財産権を侵害し、正常な市場競争の秩序を混乱させると同時に、文化クリエイティブ産業の発展の原動力を弱め、『萌え経済』業態の健全な発展にマイナス影響を与える」と指摘した。
韓氏は、「この問題に直面して、宣伝を強化し監督管理を強化することを同時に重視しなければならない。一方で商標、著作権、外観デザインなどの特許分野の法律・法規と政策の宣伝を強化する必要がある。もう一方で権利侵害現象に対して一貫して法律に基づいた摘発を行ない、『萌え経済』が長く繁栄するようにする必要がある」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年4月2日
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