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盛り上がる「萌え経済」 知財権の保護がカギ
  ·   2021-04-02  ·  ソース:人民網
タグ: 消費;知的財産権;経済
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故宮の文化的クリエイティブグッズ、ブラインドボックスに入っている人形から、漫画・アニメの関連グッズ、二次元(漫画、アニメ、ゲームなど)の業界の枠を超えたコラボレーションまで、今や「萌えグッズ」がインターネット消費の分野で大流行中で、「萌え経済」がトレンドをけん引する新業態になっている。しかし「萌え経済」の人気と同時に、海賊版の問題や深刻な同質化といった現象もみられるようになった。専門家は、「知的財産権(IP)侵害の問題を解決することこそ、『萌え経済』が繁栄を続けるためのカギだ」と指摘した。人民日報海外版が伝えた。

「萌え」が消費も駆動

「故宮が売り出した子猫の置物がすごくかわいくて、ネットで一気に18種類全部そろえた」と話す羅さんは、故宮の文化的クリエイティブグッズの愛好家だ。「全部そろえるのは安くないが、こうしたかわいい置物が机の上にあると、見ていて楽しい気持ちになる」という。

微信(WeChat)のスタンプを作成するイラストレーターの黄慧さんも、「萌え」の消費駆動力のことをよく知っている。彼女の筆の先から生まれる「天然萌え」のキャラクターのスタンプは高いダウンロード件数と送信件数を獲得したと同時に、キャラのシールやアクリル置物などの関連グッズもネットで販売されるようになった。黄さんは、「かわいいスタンプは投げ銭をもらえる可能性があり、有料でもダウンロード件数を稼ぐことができる。スタンプにとって、『萌え』は競争力の1つでもある」と話した。

「故宮の猫」やスタンプの関連グッズだけでなく、ブラインドボックスの人形、漫画・アニメのフィギュア、二次元の業界の枠を超えたコラボレーションも消費の新たなトレンドになった。玩具や人形から日用雑貨まで、実体ある製品からバーチャルな製品まで、盛んな勢いの「萌え経済」が新興の経済形態となった。「萌え趣味」のトレンド玩具の場合、業界のデータをみると、中国のトレンド玩具小売市場は目下、急速に発展しているところで、市場規模は2015年の約63億元(1元は約16.9円)から20年は300億元に迫り、複合年間成長率は30%を超え、世界トップクラスだ。また第三者企業情報プラットフォームのデータを見ると、ここ数年、中国のトレンド玩具関連企業の年間登録数が年々増加している。16年に登録数が100社を超え、19年は約115社増加し、20年はさらに約245社増加した。

若者の心の中にあるニーズに触れる

中国人民大学新聞学院の韓暁寧准教授は、「『萌え経済』商品の外観の大部分が現在の社会心理で『かわいい』と認められる漫画・アニメのキャラクターなどのイメージをしており、本質的には文化クリエイティブ製品だ。こうした製品の消費層は以前は青少年が中心だったが、徐々に拡大してほぼすべての年代の消費者層に広がっている」と述べた。

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