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中国は11年連続で世界一の製造大国 そのよりどころは?
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· 2021-03-16 · ソース:人民網 |
タグ: 製造業;貿易摩擦;経済 | 印刷 |
感染症と貿易摩擦は中国の産業チェーン・サプライチェーンの弱点をあらわにした。同部は最近、41の工業大分類と小分類を整理し、両チェーンの「空白点」を探り出し、チェーンを強化・補強した。
施氏は、「安全という角度からみると、『発展を制約する』重大なウィークポイントを解決することが必要だが、すべてのプロセスを中国が独自に確立する必要はなく、実際には制約があるプロセスでも各国が依存し合っているのであり、最も重要なプロセスで対抗できる能力があればそれでよいのだ」と述べた。
「発展を制約する」ウィークポイントは安全に関わる問題だが、ほとんどの経済プロセスはこれに関わらず、ただ経済の問題としてあるだけだ。経済の問題について言えば、各国はみな相対的な優位性に基づいて発展を遂げるべきで、これが最も効率のいいやり方だ。
20世紀のグローバル製造業の発展を振り返ると、製造業の中心は絶えず移動しており、欧米から日韓へ移り、アジア四小龍に移り、さらに中国へと移った。中国はこの地位を保ち続けられるだろうか。
施氏のチームはベトナム製造業への踏み込んだ調査研究を経て、「工場が移転しただけでサプライチェーンネットワークは移転しておらず、実質的な意味での産業移転にはなっていない」との見方を示した。海外にも中国のような大規模なサプライチェーンネットワークの移転を引き受けられる国はない。施氏は、「中国のサプライチェーンネットワークはまだ貿易摩擦によって実質的な試練に直面したことはない」と述べた。
グローバル製造業の局面を変化させられる何らかの要因があるとすれば、それは技術革命だろう。施氏は、「新たな技術革命の矢が弓につがえられたが、今は一点突破の段階にとどまり、複数の分野における共振効果がまだ表れていない。しかしますます多くの兆しからわかるように、こうした共振効果は今にも表れようとしている。中国にとって、社会のイノベーションの活力をどのようにして発揮させるか、新たな科学技術革命から中国が脱落しないようにするにはどうするかが、極めて重要だ」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年3月16日
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