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中国はどうやってよりよく「世界から買う」か?
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· 2021-03-11 · ソース:人民網 |
タグ: 輸入博;消費;経済 | 印刷 |
これまでの各界の予想通り、2021年の全国両会(全国人民代表大会・全国人民政治協商会議)は明確な開放のシグナルを発し、数ヶ月後に開催される第4回中国国際輸入博覧会(輸入博)をますます期待できるものにした。中国新聞社が伝えた。
今年の政府活動報告は、より大きな範囲、より広い分野、より深いレベルの対外開放を実施するとともに、質の高い製品・サービスの輸入の増加を提起し、輸入博、中国輸出入商品交易会(広交会)、中国国際サービス貿易交易会などの重要な展示会を成功させる必要があることを明確に打ち出した。
商務部(省)の王文濤部長は今年の全国両会「部長通路」で、「国内と国外の2つの循環をスムーズにする上で、より重要なことは高い水準の開放を推進することで、これを踏まえてこの2つの循環が良好な循環に向かうよう促進する。今後は消費プラットフォームを刷新・高度化して消費を活性化し、強大な国内市場を形成するよう推進する」と述べた。
複数の代表・委員が、「輸入博の中国経済と世界経済に対する積極的な役割が引き続き顕在化しており、今後は政策と関連設備を整備するなどの面に大いに力を入れ、『輸入博効果』をさらに拡大することが必要だ」との見方を示した。
全国人民政治協商会議全国委員会委員を務めるデロイトトウシュトーマツアジア・太平洋地域の蒋穎上級副総裁は、「新型コロナウイルス感染症の下、中国が世界で唯一プラス成長を達成した主要エコノミーとして開放を持続的に拡大したことは世界経済に尽きることのない成長の原動力を注入した」と述べた。
蒋氏は続けて、「輸入博は出展企業を投資企業に変え、投資のプラットフォーム、資金のプラットフォームとなり、外資系企業に中国市場の開拓を続けさせる紐帯となっている。今後5年間、内需を拡大し、中国国内市場のポテンシャルを十分に掘り起こすには、輸入博のような『永遠に幕を閉じない』プラットフォームが必要であり、高品質の商品を中国に進出しやすくする必要がある。これが中国の供給側の機能向上を促進し、良好な循環を形成することにもなる」と述べた。
公式データによると、第3回輸入博での意向成約額は前回に比べて2.1%増の726億2千万ドル(約7兆9039億6千万円)に上り、成約額が1億元(約16億7千万円)以上の大規模なものも少なくない。
全国人民代表大会代表を務める東浩蘭生集団上海外経貿商務展覧有限公司の章偉民副社長は、「関連する各種の支援政策のおかげで、輸入博の誘致力と国際的影響力はさらに高まり、出展される商品の販売ルートも大幅に広がり、輸入の拡大を促進した」と述べた。
一方で、章氏は、「いくつかの政策は情報が明確でなく、実施は条件付きであるため、一部の商品については市場参入の条件の開放レベルが経済発展のペースより遅れている。たとえば第3回輸入博で、ある企業が欧州で幅広く使用されている点鼻薬を初めて中国に持ち込み、できるだけ早く定番の点鼻薬を中国市場に導入したいと期待を寄せた。しかし点鼻薬類製品は中国の越境EC商品輸入目録に入っていないため、越境EC政策の下で輸入することはできず、個人の貨物宅配便として輸入する方法で通関手続きをするしかなく、操作に時間がかかり、手続きも複雑だった」とも述べた。
章氏は、「今後、政府は輸入博の会期中にぶつかったボトルネックや困難に基づいて、現実的な方向性と先見性のある関連政策を研究制定して、輸入博がますますよいものになるように政策面での保障を提供しなければならない」と提起した。
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