3大キャリアがこのほど発表した「5Gメッセージ白書」によると、5Gメッセージ商用化の過程で、キャリアは標準に基づき、開放的で、ウィンウィンを実現できる生態系を力を合わせて構築するという。機関や業界の関係者は、「5Gメッセージ産業チェーンに参加するのは主に端末メーカー、通信キャリア、アプリケーション開発企業、業界の顧客企業で、サービスに加入するユーザーが増えれば増えるほど、産業チェーンの川上から川下まで広く利益を得ることになる」との見方を示した。
移動通信関連の業界団体GSMアソシエーションがまとめたデータでは、現在のA2P-SMS(アプリケーション<法人>ツーパーソン<個人>のショートメッセージ)の世界市場規模は600億ドル(1ドルは約103.4円)に上り、2021年には900億ドルに成長する見込みだ。またRCS(リッチコミュニケーションサービス)市場の規模は1500億ドルを上回る可能性があるという。東興証券の試算では、中国の5Gメッセージ市場規模は30年までに約1千億元(1元は約15.8円)に達し、19年の全国モバイルショートメッセージ業務の営業収益の約2.6倍になり、幅広い市場発展の可能性をもつつともに、キャリア、業界のユーザー、端末メーカーなどこの分野に参入する各方面に恩恵を及ぼすという。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年12月18日