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5G運転代行にロボットシェフ 進む暮らしへのAI活用
  ·   2020-09-23  ·  ソース:人民網
タグ: 5G;AI;経済
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お腹が空くと、料理ロボットがミシュランの星を獲得したレストランと同じレベルのステーキを焼いてくれる。車を運転する気分にならない時は、自動運転車を呼べば、「AI運転手」が一走りしてくれる。20年前の自分と話をしたくなったら、「バーチャル人間」が昔の自分を目の前で再現してくれる。中国新聞網が伝えた。

AIや5Gなどの技術が絶えず進歩するのにともなって、5Gによるクラウド運転代行、ロボットシェフ、バーチャルアシスタントなど、AIを活用した新たな「職種」が普通の人々の暮らしに徐々に入り込んでいる。

これまでは、自動運転車の試乗体験をしたとしても、実は「無人」ではなく、安全管理スタッフが運転席に鎮座していた。ところが、このほど北京の首鋼パークで行われた百度(バイドゥ)の2020年世界総会で、運転手も安全スタッフもいない完全に無人の自動運転車が初めて登場した。運転席は空席で、「AI運転手」が試乗体験をする乗客を乗せて終点まで「運転」した。

ただ、乗客はすべてを「AI運転手」に委ねるわけではない。パーク内でこの車が道路工事による通行止めの場所にさしかかり、自動運転車が対応できないのではないかと心配した乗客が、後部座席にある画面のボタンを押せば、ただちに5Gクラウド運転代行コントロールルームのモニターに乗客からのヘルプ情報が表示される。ヘルプ情報を受信すると、人間の5Gクラウド運転代行スタッフが運転を引き継ぎ、平行運転状態に切り替わり、車が直面する問題を解決するようサポートする。車が無事広い場所に戻ると、再び「AI運転手」が運転を引き継ぎ、完全無人運転の状態に戻る。

また、将来、他のロボットに先駆けて一般家庭に入り込んで料理を作ったり、コーヒーをいれたりするロボットは、もしかしたら人間によく似た人型ロボットではなくて、人類の豊富な経験を学んで技術を習得した精巧なロボットアームかもしれない。

先ごろ、小米、騰訊(テンセント)、猟豹、IBM、クアルコムなどの有名科学技術企業が創立チームとなって設立した北京如影智能科技有限公司が、スマート科学技術製品を複数発表した。そのうちの如影キッチンロボットは、ミシュランの三つ星シェフからステーキを焼く技術を学び、「肉を焼く」、「付け合わせのブロッコリーをゆでる」、「ブラックペッパーソースを皿の上に絵を描くようにきれいにあしらう」というすべてのプロセスをこなす。わずか7分間で、見た目にもおいしそうな一皿を完成させることができ、家にいながらにしてミシュランの星付きレストランレベルの料理を手軽に味わえる。来年末までに、高級戸建て住宅100軒でこうした料理ロボットが採用される見込みだ。

また、如影の唐沐最高経営責任者(CEO)によると、「チームが開発したコーヒーロボットは、すでに中国国際サービス貿易交易会でお目見えしており、今は国貿商城など多くの商業施設のカフェで稼働している。ハートや木の葉、チューリップなどいろいろなラテアートができ、アメリカンやラテ、カプチーノなどさまざまなメニューに対応し、器用な2本のアームを使って1分半で商品を出すことができる」という。

日本の寿司職人が寿司を握る技術、イタリアのミシュランの星付きシェフがステーキを焼く技術、ラテアートのチャンピオンがラテアートを作る技術など、人間の匠たちが何度も練習を重ね、長年にわたり経験を積んで習得した技術を、今やロボットたちが「手と頭脳をフルに動かし」て匠たちから学び、そのままに再現しようとしている。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年9月23日

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