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中国における健康志向の高まりに商機を見出す日本の食品企業
本誌記者・植野友和  ·   2020-11-09  ·  ソース:北京週報
タグ: 輸入博;食品;経済
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近年、中国では消費レベルの向上にともない、グルメに対する関心がますます高まっている。美味しいものを食べたいという願いは世界共通のものであり、美食の世界に国境はない。中国国際輸入博覧会では自動車や医療機器などありとあらゆる業種の企業が参加しているが、中でも毎年とりわけ食品・農産品のブースに多くの人が集まるのは、その裏付けと言えるかもしれない。

参観者で賑わう日本酒の試飲コーナー

中国の人々が食事で気にかけるのは、決して味だけに限らない。もともと中国では「薬食同源」という言葉が表すように、日々の食事で健康を保つという考え方が存在する。そのうえ食材の安全性についても、現在の中国の人々は極めて敏感だ。暮らしが豊かになるにつれ、人々の食に対するニーズは日本に負けず劣らず健康志向になってきているのだ。

そのような中国における食の需要を掴むべく、日本各地の企業が今回の輸入博に出展している。日本企業が集まる一角を訪れると、まず見えてきたのは日本各地の銘酒の数々。さらに奥に進んでいくと、ご当地グルメや地方色溢れるこだわりの珍味、調味料などがズラリと並ぶ。イメージとしては「道の駅」などで見かけるその土地ならではの特産品が全国一同に集まった雰囲気と言えば伝わるだろうか。

日本酒の樽が展示されたブースの前で記念写真を撮る参観者

ブースで参観者の対応をしていた日本人に話を伺うと、どの方も「日本の食品が持つ安心・安全の強み」を強調する。

「日本の良さというのは新型コロナウイルス感染症の発生後さらに注目された部分もありますが、やはり安心・安全ということだと思います」と語るのは、福岡県中小企業振興センター上海代表処の山下一輝所長だ。今回の輸入博では福岡県産のお米を使ったパックライスなどを展示し、同県製品の中国市場へのさらなる浸透を狙っている。

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