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第3回中国国際輸入博覧会が示すデカップリング論の空虚さ
本誌記者・植野友和  ·   2020-11-06  ·  ソース:北京週報
タグ: 輸入博;一帯一路;経済
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第3回中国国際輸入博覧会がついに幕を開けた。事前に予想はしていたが、改めて驚かされたのは地球全体を網羅していると言っても過言ではないほど国際色豊かな出展企業だ。会場で目立っているのはやはり日本や欧米など先進諸国の大手企業、とりわけフォーブス500に名を連ねるような多国籍企業だが、それらに負けじと発展途上国や新興国の企業も自国の製品を中国市場に浸透させるべくプロモーションに精を出していたのが印象的だった。

その中でも日本人である自分が関心を引かれたのは、日本で普通に暮らしていたらまず目にすることのない中央アジアやアフリカ、東欧などの企業が展示している品々である。「一帯一路」構想によって世界各国との結びつきをますます緊密にしている中国は、これまでいわゆる「第三世界」と呼ばれてきた国々に対しても中国市場への参加を呼びかけている。中国が推し進める市場開放と輸入促進は決して豊かな国だけを対象としているのではなく、ウィンウィンと平等の精神で全世界の企業に門戸を開いているのだ。

第3回中国国際輸入博覧会のウズベキスタンの展示ブース

新型コロナウイルス感染症が世界的にいまだ収まっていない中、輸入博に数あまたの国から企業が集ったことは、中国市場に対する大きな期待の表れに違いない。また、中国が表明している市場開放について各国企業が信頼を寄せている証拠と見るべきだろう。

内需拡大や市場開放などは言うまでもなく海外企業にとっては商機であり、歓迎される。しかし、表明するだけでなく実行されなければ意味がない。例えば、ある国のリーダーが対外開放を表明したが、政権が変わったとたん約束が反故にされるのは海外ではしばしばあることだ。当然、企業はそのような可能性も考慮した上で、進出するかどうかを判断する。

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