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中国はなぜしばしば「双循環」に言及するのか?
  ·   2020-09-07  ·  ソース:人民網
タグ: 双循環;イノベーション;経済
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中国国内の大循環とは門を閉ざして閉鎖的に運営することか?

中国国内の大循環を中心にするということは、決して門を閉ざして閉鎖的に運営するということではなく、内需のポテンシャルを発揮させることで、国内市場と国際市場がよりよく連結し、世界と中国の2つの市場および2つの資源をよりよく利用し、より力強く持続可能な発展を実現することをいう。

中国国際経済交流センターの魏建国副理事長は、「経済活動は決して孤立して行われるのではなく、1つの動態であり、サイクルを繰り返す循環のプロセスだ。改革開放がスタートしてから、中国はすでに経済グローバル化に深く溶け込んでおり、現在は感染症がグローバル経済貿易活動を大きく妨げているが、中国の内需拡大の動きは国際的な産業チェーン・サプライチェーンの協同やスムーズな流れと密接不可分だ」としている。

そのため中国は開放的な環境の中で整った内需システムを構築しているのであり、国内と国外の「双循環」を切り離すことは絶対にできない。

中銀証券の管涛グローバルチーフエコノミストは、「国内の大循環を主体とし、内需拡大を戦略の基点とするというのは、鎖国して、主体的にカップリング(切り離し)するということではなく、高水準の対外開放をさらに拡大することであり、特に商品と要素が流動する型の開放から制度型の開放に向かい、国の門を開けて建設を進めることである」と述べた。

独自のイノベーションが国内の大循環形成のカギ

生産と消費は経済の循環の起点と終点であり、国内の大循環を形成することは、国内需要に対する供給システムの適合性を引き上げ、需要が供給を牽引し、供給が需要を生み出すよりハイレベルの動的バランスを形成することにほかならない。国内需要に対する供給システムの適合性の引き上げにしても、需要が供給を牽引し、供給が需要を生み出すよりハイレベルの動的バランスの形成にしても、科学技術によるイノベーションが重要な役割を発揮しなければならない。

各国の発展の経験から明らかなように、労働生産性を持続的に高めようと思えば、イノベーションが駆動する内部充実型の経済成長を推進することが必要になる。企業は科学技術イノベーションを通じて新製品を作り出すことで、新たなニーズをもたらし、国内ニーズのポテンシャルを発揮させることができる。新たな技術革命という大きな背景の下で、科学技術イノベーションを通じて供給を推進し需要を生み出すことの役割がより顕在化している。

独自のイノベーション能力を向上させることは、決して簡単なことではない。第13次五カ年計画期間中、中国は独自のイノベーションをめぐってたくさんの取り組みを行い、相当な成果を上げた。第14次五カ年計画期間にもイノベーションによる奨励メカニズム、イノベーションによる要素流通メカニズム、イノベーションチェーンと産業チェーンが協同してバージョンアップするメカニズムの中で改革とイノベーションを進めることが必要だ。「双循環」の新たな発展局面の構築は一挙に成し遂げられることではなく、長く努力し続けることが必要になる。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年9月4日

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