中文 | English | Français | Deutsch
 
 
ホーム 政治 経済 社会 中日交流 文化 文献 特集
ホーム >> 経済 >> 本文
  • descriptiondescription
中国はなぜしばしば「双循環」に言及するのか?
  ·   2020-09-07  ·  ソース:人民網
タグ: 双循環;イノベーション;経済
印刷

中国共産党中央政治局常務委員会が5月14日の会議で初めて「双循環」を提起して以来、数々の重要な会議が新たな発展局面に言及するようになった。「双循環」とは一体何か。なぜ「双循環」が必要なのか。どうやって「双循環」を推進するのか。

なぜ国内と国外の「双循環」か?

「双循環」は主に国内の大きな循環を主体としつつ、国内と国外の2つの循環が相互に促進し合う新たな発展局面を指す。

清華大学中国発展計画研究院の董煜執行副院長は、「第13次5カ年計画(2016〜20年)と第14次5カ年計画(2021〜25年)が交差するところに立って、『双循環』は短期的な着眼点ではなく、中長期的な戦略だ。経済に限らず各方面の現在の情勢を総合的に判断し、それに対応する政策を打ち出して困難な状況を突破することで、今後は『双循環』が未来の中国の第14次五カ年計画の実施プロセス全体の中で貫かれると予測される。

「双循環」は主体的選択が受動的選択か?

最近、中央政府が新発展戦略にたびたび言及する中で発している明確なシグナルは、中国の経済発展の戦略的重点が輸出主導型中心から内需駆動型中心へと加速的に転換していることだ。

加速というのは、モデル転換が一時的な思いつきの、やむを得なく選択ではなく、主体的な行動と長期的な計画に基づく選択であることを意味する。

実際、1998年にアジア金融危機に対処した時から、中国は経済発展の立脚点を内需拡大に転換し、それから20数年にわたりこの方向へのモデル転換を進めてきた。ここ数年は、内需駆動型の経済が形成され、貿易黒字の国内総生産(GDP)に対する比率は世界的に認められた3%以下の均衡水準まで下がり、経済成長に対する内需の寄与度は数年にわたって100%を超えている。

日本、ドイツ、米国、英国などの大国の経済成長の法則をみると、一定の段階まで発展すれば、今度は外向型の発展モデルから次第に国内を中心にした発展モデルへの変化を遂げることが必要になる。

そして今、中国国内の情勢をみると、中国経済がすでに高度成長から質の高い発展という新たな段階に進み、発展モデルを加速的に転換させることが必然的な流れになっている。

国際情勢をみると、世界は今、過去百年にもなかったような大きな変化の局面を迎えている。現在、新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威を振るい、世界経済が低迷し、一部の国では経済貿易の保護主義が台頭し、グローバル産業チェーンとサプライチェーンが極めて大きな調整の可能性に直面している。

中国の中央政府は長期的発展戦略に基づくと同時に、世界情勢の変化を踏まえて、目の前のことに対処すると同時に未来を見据えた理性的な行動を提起している。

「双循環」の新たな発展局面を提起することは、外部環境の変化の必然的な結果であり、中国国内の発展段階が転換する中で必ず通らなければならない道でもある。

12次のページへ
シェア:
リンク  

このウェブサイトの著作権は北京週報社にあります。掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。


住所 中国北京市百万荘大街24号 北京週報日本語部 電 話 (8610) 68996230
  京ICP备08005356号 京公网安备110102005860

中国語辞書: