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十九大報告で言及されたテクノロジー成果とは?
  ·   2017-10-21  ·  ソース:
タグ: イノベーション;第19回党大会;文化
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習近平総書記は18日午前、中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)の報告で、テクノロジーの分野の成果を強調し、「イノベーション駆動型発展戦略が大々的に実施され、イノベーション型国家建設が目覚しい成果を上げている。天宮、天眼、蛟竜号、墨子号、悟空、大型旅客機などの重大テクノロジー成果が相次いで出ている」と語った。科技日報が報じた。

天宮:複数の「中国初」を打ち立てる宇宙実験室

天宮には「天宮1号」と「天宮2号」がある。1号は中国初の宇宙実験室及びドッキング目標機で、2011年に打ち上げに成功し、16年3月にデータ収集の任務を正式に終えた。その6ヶ月後、天宮2号が打ち上げられた。同機は全面的に改良されており、中国初の真の意味での宇宙実験室となった。

天宮2号は、中国の有人宇宙飛行史上の様々な「初」を打ち立ている。例えば、有人宇宙船と協力し、初めて宇宙飛行士2人の30日間滞在を実現させた。また、初めて人間と機械が協力する宇宙ステーションの補修システムに対して軌道上テストを実施した。

天眼:137億光年以上先が見える電波望遠鏡

「天眼」は、直径500メートルの世界最大の電波望遠鏡(FAST)。理論上、137億光年以上離れた宇宙からの信号も受信できる。

巨大な鍋のような形をした「天眼」は、貴州省黔南プイ族ミャオ族自治州平塘県克度鎮に建設されている。はるか遠い宇宙からの信号を受信するのがその主なミッションだ。1週間前、FASTは6つの新しいパルサーを発見した。それは中国製の望遠鏡が発見した初のパルサーとなった。

蛟竜号:世界で最も深い海底まで潜る潜水艇

蛟竜号潜水艇は、世界の海洋底の99.8%である水深7000メートルの海域まで潜れる中国の潜水艇。中国が自主開発・製造した有人潜水艇で、12年に、マリアナ海溝で海底7020メートルに潜水成功し、作業型潜水艇の世界記録を樹立した。

これまでに、蛟竜号は中国南海、東太平洋、西太平洋、南西インド洋、北西インド洋、マリアナ海溝、ヤップ海溝の7大海域海区で、海山、冷泉、熱水噴出孔、海嶺、海溝、海盆などで探索を行っており、まさに経験豊富だ。

墨子号:絶対に秘密が漏れない通信!

世界初の量子科学実験衛星・墨子号の打ち上げが16年8月に成功した。

墨子号の主な科学的目標は、衛星・地球間高速量子暗号通信実験を行い、これを踏まえたうえで広域量子暗号ネットワーク実験を行い、宇宙量子通信の実用化を目指すことだ。また、宇宙スケールで量子もつれ通信・量子テレポーテーション実験を行い、宇宙スケールの量子力学の整合性を確認する実験・研究も行う。

量子は、分割することができず、同じ状態での複製が不可能という特性があるため、それを利用した通信は「絶対安全」と言われている。墨子号の実験の成果は、世界をカバーする量子暗号ネットワークの構築のために、信頼性の高い技術的基礎を据える。

悟空:ダークマター検出を目指す探査衛星

15年末に打ち上げられた「悟空」は暗黒物質粒子探査衛星。宇宙で、高エネルギーの電子やガンマ線を観測し、暗黒物質の検出を目指しており、暗黒物質の特徴や空間的分布の規則を研究している。10月7日の時点で、宇宙の粒子34億個を検出した。

C919:中国で大人気になっている大型旅客機

大型ジェット旅客機のC919は中国のネット上の「人気者」となっている。17年5月5日、上海の浦東国際空港で初飛行し、約4000人がそれを見守った。ネット上では、ネットユーザーがC919の画像を次々にアップした。C919は中国が9年かけて自主開発し、独自の知的財産権を保有する旅客機で、設計、計算、試験、製造などの全ての過程を中国人が行った。市場では高い競争力を持ち、世界レベルの運行基準に基づいて製造されている。C919が中心となり、大型旅客機産業クラスターが形成されつつある。(編集KN)

「人民網日本語版」2017年10月20日

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