データによると、新産業、新製品、新ビジネスモデルに代表される新たな動力源はむしろ成長しており、１月～７月の実物商品オンライン小売額は前年同期比プラス１５．７％で、１月～６月に比べて加速している。同時に、一部の新製品は力強い伸びを見せており、例えば３Ｄプリンター設備、スマート腕時計、スマートブレスレットなどの製品の生産販売は比較的速い成長を保っている。

そのほか、工業面から見ると、ハイテク製造業や設備製造業はいずれも一定規模以上の工業全体の増加率を明らかに上回っている。また、サービス業の面から見ると、７月の情報通信、ソフトウェア、情報技術サービス業の生産指数はサービス業全体の成長を上回っている。

新たな動力源は絶えず成長し、中国経済の回復と発展を加速させる上でよりプラスの効果を発揮するだろう。

第三のシグナルは、雇用状況の総体的安定は経済の安定を保つ基礎であり、中国の経済発展の強靭さを示すものの一つでもあることだ。

近年、中国が実施した一連の雇用の安定と促進のための政策措置は着実に進められており、雇用状況は総体的安定を保っている。

現在の雇用状況から見ると、７月の全国都市部調査失業率は５．７％で、前月と同水準だった。２５歳から５９歳までの調査失業率は５％で、前月比マイナス０．２ポイントだった。

データから見ると、経済状況の回復に伴って雇用需要は実際に拡大しており、ライブコマースやスマートモビリティ、オンライン小売など新型の雇用が増加し、雇用と経済の安定のために重要な役割を発揮している。

データが発するプラスのシグナルは中国経済の強靭性を表すだけでなく、市場主体の中国経済への継続的な信頼向上を示すものでもある。

「北京週報日本語版」2020年8月19日