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世界銀行報告「中国経済成長率は21年に7.9%まで回復へ」
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· 2020-07-31 · ソース:人民網 |
タグ: 中国経済;新型コロナウイルス;経済 | 印刷 |
世界銀行(本部・米国ワシントンD.C.)が現地時間の28日に発表した報告「中国経済ブリーフィング:切磋琢磨しながら前進:新型コロナウイルス感染症の影響に対応し、中国の改革アジェンダを推進」の中で、感染症は中国経済に大きな影響を与えたが、その後の経済回復が中国に経済のリバランスを推進し、より包摂的で持続可能でグリーンな成長を実現するチャンスを与えたとの見方を示した。中国新聞社が伝えた。
同報告によると、感染症の影響により、今年のグローバル経済は大幅に後退し、新興市場と発展途上のエコノミーの90%以上は1人あたり平均収入が減少する見込みだ。各大規模エコノミーはこれまでにない経済活性化政策を打ち出したが、世界は引き続き目に見える下ぶれリスクに直面する。ベースライン予測によると、中国の経済成長率は今年は1.6%に鈍化し、2021年に7.9%まで回復するという。
同報告は次のような見方を示した。たとえ経済活動が回復しても、感染症の打撃が経済に持続的な影響を与える可能性もある。下ぶれリスクについて、中国はこれを予防・コントロールするために非常に大きな努力をしているが、感染症のぶり返しのリスクもあり、経済活動を混乱させるとともにビジネス界の信頼感と消費者の信頼感を引き下げる可能性がある。外部からみると、もしも予想よりも深刻で長期的なグローバル経済の衰退や中国とその主要貿易パートナーとの二国間の緊迫した局面がさらにエスカレートする事態が生じれば、経済が回復の軌道を外れることも予想される。
また同報告は次のように指摘した。中国経済は高いリスクに直面してはいるが、将来を見据えた回復戦略に優れた政策が加われば、部分的にリスクを緩和することができる。感染症後の経済回復は中国経済にリバランスを推進し、より包摂的で持続可能でグリーンな成長を実現するチャンスを与えた。このうち通貨・金融当局の政策は柔軟さを維持しなければならず、財政政策は経済回復において中心的な役割を果たさなければならず、構造的政策は感染症後の資源再配置と経済調整を促進することに重点を置かなければならない。
同報告は、今年2月下旬以降、中国は感染症の新たな感染者数が目に見えて減少し、経済や社会生活における制限も徐々に緩和されている。新たな感染をすべて効果的に抑制することが引き続いて安全な回復を確保するための短期的な重点になる。長期的には、複数の当局が協力する方法によって、公衆衛生のリスクを見つけ出し、減少させ、患者のモニタリングとリアルタイム報告を積極的に展開し、対応力を増強し国際協力を強化することが可能だと指摘した。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年7月30日
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