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中国、「おうち経済」の成長で今年上半期のゲームの売上高が1000億元超に
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· 2020-08-03 · ソース:人民網 |
タグ: ゲーム;おうち経済;経済 | 印刷 |
第18回「ChinaJoy」が開幕。
第18回「ChinaJoy」のメインイベントの一つである第18回中国国際デジタル娯楽産業大会が30日に上海で開催され、「2020年1-6月中国ゲーム産業報告」が発表された。解放日報が伝えた。
同報告によると、今年1-6月、中国オンラインゲームのユーザーの規模は約6億6000万人に達し、中国全土のゲーム市場の売上高は前年同期比22.34%増の1394億9300万元(1元は約14.9円)に達した。増加ペースは前年同期比で13.75%加速した。うち、モバイルゲームの売上高がゲーム市場の売上高全体の75.04%を占めている。
今年上半期、新型コロナウイルスの影響で、娯楽のニーズが拡大。ゲームのユーザーが引き続き増加し、中国のゲーム市場は力強く発展している。中国AV・デジタル出版協会の張毅君・第一副理事長は、「『おうち経済』が発展し、インターネット応用やオンライン娯楽産業の発展に、新たな想像の可能性がもたらされた。中国のゲーム市場は、産業高度化、技術革新、コンテンツのイノベーションなど、新たな段階に突入している」との見方を示す。
中国が独自に研究開発したゲームの海外市場における売上高が2019年7-12月の60億2400万億ドル(1ドルは約104.3円)から、2020年1-6月には75億8900万ドルに増加したことは注目に値する。張氏は、「これは、新型コロナウイルスの影響で、中国国内のゲームメーカーが危機の中から商機を探し、積極的に海外市場を開拓したことと関係がある。中国が独自に研究開発したゲームの海外市場における布石を見ると、米国、日本、韓国が、中国のゲーム企業が海外進出する際の主なターゲット市場となっていることが分かり、その3ヶ国で全体の6割を占めている。海外進出しているゲームの中で、戦略系、射撃系、ロールプレイング系ゲームが最も人気となっている」と分析する。
細分化された中国のゲーム市場を見ると、今年1-6月、モバイルゲームの売上高が増加を続けている一方、クライアントゲームやサイトゲームの売上高、占める割合が減少傾向にあり、市場規模も縮小の一途をたどっている。うち、モバイルゲームの売上高は276億元増の1046億7300万元に達し、市場全体の75.04%を占めた。
その他、今年上半期、中国のeスポーツ産業も急速に発展した。eスポーツゲーム市場の売上高は前年同期比54.69%増の719億3600万元に達した。中国のeスポーツユーザーも増加し続けており、上半期のユーザーの規模は前年同期比9.94%増の4億8396万人に達した。
張氏は、「2020年上半期、中国のゲーム市場では一層熾烈な競争が繰り広げられた。企業の商品研究開発、人材チーム、融資環境、海外市場開拓などがいずれも新型コロナウイルスの影響を受けた。人口ボーナスが衰退するにつれて、ユーザーが注目するポイントは、少しずつコンテンツのクオリティそのものへと戻り、人々の優良ゲームに対するニーズが非常に高まっている。そのような状況下で、中国のゲーム産業は、粗放型から洗練化、高質化への舵切りを加速させており、ゲームの商品数は減る一方、商品の質や收益は伸びるという状況が見られ、市場のスペースは引き続き拡大している」と分析している。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年8月3日
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