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外資が引き続き中国を有望視する理由とは?
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· 2020-05-11 · ソース:北京週報 |
タグ: 外資;投資;経済 | 印刷 |
第二に、産業チェーンが完備されていることだ。資本を呼び込み、留まらせるためには最も優れた産業生態チェーンを必要とする。世界で唯一すべての工業分野を有する国として、中国のサプライチェーンの優位性は明らかであり、とりわけリビング用品、ハイテク部品、繊維・アパレルなどといった業種のグローバル産業チェーンは中国に大きく依存している。
第三に、ビジネス環境が最適化している。外資は産業チェーンなどのハード面に加えて、ビジネス環境などのソフト面をより重視している。中国のビジネス環境がどうであるかを示すものとしては、世界銀行のデータが代表的だ。それによれば、中国のビジネス環境指数は2016年の63.1から現在の77.9にまで継続的に上昇しており、ランキングは世界31位を占めるまでになった。
近年来、各地でもビジネス環境の最適化のために多くの工夫が行われている。4月、上海市は外資安定のための「24カ条」を打ち出し、その主な内容は投資の円滑化水準を向上させ、外商による投資の保護を強化することだ。少し前に蘇州市が発表した「ビジネス環境最適化のイノベーション行動2020」の核心も、法治の信頼、スマート政務、企業サービスなどの面でより大きな飛躍の実現に努めることだ。
個別の国外移転の事例に慌てる必要はない
外資の投入が引き続き増加する大きな流れのもと、一部の企業が撤退もしくは移転することもある。これらはいずれも理解し得ることだ。例えば、高効率なサプライチェーンと低コストだけを重んじてきた一部の企業は、新型肺炎のダメージを受けてサプライチェーンの安全性をより重視し、世界中に多くの工場を設立することで、末端の顧客によりアプローチしやすいようにするかもしれない。また、一部の企業は新型肺炎のダメージによって自らの戦略を縮小することとなり、撤退もしくは移転を選択する。このような状況について、われわれは理性的に見るべきだ。
改革開放の絶え間のない深化に従い、中国の外資誘致はますます強まると信じる理由がある。
「北京週報日本語版」2020年5月11日
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