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ライブコマースが中国国内の巣ごもり消費を促進
  ·   2020-05-06  ·  ソース:人民網
タグ: 消費;連休;経済
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メーデー連休中、巣ごもり消費がこれまでにない新たなトレンドになった。さまざまな「ライブコマースの達人」にリードされて、より多くの人が家の中で大量買いをするようになり、経済の回復を促している。中国新聞網が伝えた。

連休初日、錘子科技の創業者の羅永浩氏は「ライブコマース満1ヶ月」を迎えた。今回は「自動車半額」という目玉を打ち出し、混戦模様のライブコマースの中で抜きんでた存在感を見せつけた。しかし配信中に「技術的な故障があった」として「車は取り消し」になった。羅氏は1回目のライブコマースで1億1千万元(1元は約15.0円)の売上高を達成してから、今回の「車」の1件までの1ヶ月間で、ライブコマースにしっかり根を下ろしたといえる。

錘子のスマートフォンを使うようになってから羅氏を支持してきた80後(1980年代生まれ)の韓一飛さんは、羅氏のライブコマースを見ながら買い物を続けた。「この1ヶ月間に、密閉容器、アイスクリーム、ザリガニ、ナッツ類などを買った。これは全部普段の生活に欠かせないものだし、羅氏を応援することにもなるから」という。

同じ日に、「中央テレビボーイズ」と呼ばれる中国中央テレビのキャスター4人が集結してライブコマースを行った。朱広権、撤貝寧、康輝、尼格買提の各氏が3時間にわたってライブコマースを展開し、取引額は5億2860万元に達し、中央テレビニュースと国美電器のライブコマースの取引額記録を更新した。

5月4日夜には、飛び込みの金メダリストの呉敏霞選手とライブコマースの有名パーソナリティの李佳■(王へんに奇)さんが淘宝(タオバオ)のライブ配信プラットフォームで「共演」。上海ブランド製品のライブコマースを行い、わずか20分でネットユーザー300万人以上を集め、老舗の梅林のランチョンミート、上海家化のスキンケア商品などが売り出されるやいなや売れに売れた。

阿里巴巴(アリババ)が5日に発表した「アリババ2020年メーデー連休消費外出トレンド報告」によると、巣ごもり消費が経済の回復を駆動しているという。1日から3日までの淘宝と天猫(Tmall)のデータをみると、生活家電の取引額は前年同期比196%増加し、調理器具は同89%増加し、インテリア主要材料は同101%増加し、照明器具は同53%増加した。

メーデー連休の最初の3日間に、天猫図書の売上高は同24%増加し、経済関係の書籍は増加率が45%に達した。天猫国際(Tmallグローバル)の輸入商品売上高は同41%増加し、うちデジタル家電は381%増加、化粧品類は42.5%増加だった。テレワークとオンライン学習の流れを受けて淘宝・天猫の携帯電話販売台数が同70%増加し、ノートパソコンの売り上げも2倍、タブレットは3.5倍に増えた。

早い時期よりプロとして活動してきたライブコマースのパーソナリティから、最近ますます増えてきた各界の有名人さらにはメディア機関のライブコマース参入まで、ライブコマース元年と呼ばれる2020年には、全国民が参加する形でライブコマースが進展を遂げている。インターネットデータ集積プラットフォームの艾瑞網は、「2019年には、中国国内のライブコマース市場の規模は4338億元になった。2020年は9610億元に達し、2021年は1兆元規模の市場に育つとみられる」と予想する。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年5月6日

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