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新型肺炎からの回復の中で中国に見られるプラスの変化
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· 2020-05-06 · ソース:北京週報 |
タグ: 消費;観光;経済 | 印刷 |
5月5日、山西省晋中市の平遥古城を見物する観光客(写真=新華社提供)
中国に再び人の流動が戻ってきた。例年より長いものとなった今年のメーデー連休中、長江デルタ地域における鉄道の1日当たりの旅客数は4日連続で延べ100万人を突破し、連休初日となる5月1日の全国の国内旅行者総数は延べ2300万人を超え、約600年の歴史を持つ故宮は一般公開の再開後初となる観光客を受け入れた……連休を迎え、人々は家から出て暖かな日差しを浴びながら、各地で自然に親しんだ。
都市のナイトライフも再び盛り上がりをみせた。陝西省西安市の大唐不夜城歩行街では、漢服を身にまといマスクを着けた若い女性たちが街角で自撮りを楽しみ、重慶市の洪崖洞景勝地では、湯気を上げる火鍋の唐辛子の香りが辺りに漂っていた。支付宝(アリペイ)のデータによれば、メーデー連休中に全国の「ナイトタイムエコノミー」は急速に回復し、5月1日〜3日の消費は清明節(先祖を祭る中国の伝統的な祭日、今年は4月4日)連休に比べて30%増加した。サービス業と人々の生活は密接に関係しており、この連休中にみられたように、各地で業務再開が急速に進み、街は徐々に活気を取り戻している。
新業態・新モデルにも火がついた。今年のメーデー連休中、クラウド上の消費の勢いも依然として力強かった。「5月5日買い物デー」が始まるやいなや、天猫上海の売上げは1分間で1億元を突破した。菜鳥のデータによれば、メーデー連休中の5月1日〜3日、全国の物流受注量は前年同期比45%増だった。ライブ配信による商品の売り込み、非接触配送、テレワーク、オンライン医療……新型コロナウイルスによる肺炎の対策期間中、各種の新業態・新モデルが絶えず登場している。困難は往々にしてチャンスでもある。新たな能力をしっかりと磨き、新たな思考を広げ、受け身ではなく能動的になることで、われわれは危機をチャンスに変えて、新天地を切り開くことができる。
新型肺炎により、今年のメーデー連休はこれまでと異なるものとなった。マスク着用、体温測定、観光の事前予約、観光客の人数制限……人々はスマートフォンには健康状態を表すアプリをインストールし、「異常なし」を示すQRコードを提示した。食卓では共用の取り箸や取り匙を使うのが新たなスタンダードとなった。なぜなら、事態が好転していく今日の局面は得難いものであると知っており、どこへ行くにしても、安全と健康こそ最も大事だということを、我々はより深く理解しているからだ。
全国で政府から民衆までが心を合わせて努力する中、中国国内における新型肺炎の予防・コントロール状況は絶えず良い方向へと向かっており、経済回復の進み具合もますます早くなっている。今年は第13次五カ年計画(2016年~2020年)の総仕上げの年であり、「小康社会」(ややゆとりのある社会)の全面的完成の決勝となる年だ。困難・試練に直面するほど、目前の危機の中から新たなチャンスをうまく探し出し、発展の主導権をしっかりと掴む必要がある。改革開放を原動力として質の高い発展を堅持し、雇用の安定、金融の安定、対外貿易の安定、外資の安定、投資の安定、予想の安定という「6つの安定」を着実に行い、住民の雇用の保障、基本的民生の保障、市場参加者への保障、食糧・エネルギーの安全の保障、産業チェーン・サプライチェーンの安定の保障、末端の運営の保障という「6つの保障」の任務をしっかり実施すべきだ。自らの道をしっかりと進み、自らの事をしっかりと行っていれば、リスクや試練によって中国の発展の歩みが阻まれることなどない。
「北京週報日本語版」2020年5月6日
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