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世界中で中国製人工呼吸器の奪い合い 主な問題点は?
  ·   2020-04-14  ·  ソース:人民網
タグ: 医療;新型肺炎;経済
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袁氏は続けて、「人工呼吸器のコア部品にはターボファン、センサー、チップなどがある。こうしたコア部品は主に欧米からのもので、中国国内に製造するメーカーはあるが、ファンの騒音と回転数、センサーの精度と感度はどれも海外製品にかなわない。たとえばターボファンには高速回転と応答速度の速さが求められ、これらが備わっていなければ患者の呼吸数に素速く対応して圧力を調整することはできない。調整ができないと患者は有効な治療を受けられない」と述べた。

しかし世界で感染症が爆発的に拡大し、人工呼吸器の部品サプライヤーも世界の巨大なニーズに直面する。川上のサプライヤーの生産能力、供給チェーン、生産周期のいずれも挑戦を受けている。

南京市の人工呼吸器を生産する医療機器メーカーの関係責任者は、「当社は代わりの原材料を試しに使ってみることも考えたが、人工呼吸器は長期的な使用に対する信頼性と安全性の要求が厳しく、源であるサプライヤーからの原材料供給問題を解決してはじめて、品質を保障し数量を確保しながら生産能力を向上させることができる」と話した。

輸入コア部品が国産品で代替できるようになれば、現在のような生産量が制限された状況が回避できるのだろうか。

前出の許氏は、「独自化と輸入依存の道があり、われわれの業界内に限らず、あらゆる製品がこの問題に直面する。グローバル化にはグローバル化のメリットがあり、それは分業協力で、それぞれに長所がある。欧州は部品の精密なコントロールに優れ、中国は押出成形、プラスチック、一般的な電子分野の能力が高い。平時であればグローバル化分業は非常に高効率なものになる。しかし感染症がどこかの国の工場に影響して正常に稼働できなくなると、グローバル化はそのために制約を受けることになる。独自化すればこうした状況を回避できる。供給チェーンの管理をみると、国産化と現地化がトレンドだが、全てを現地化しなければならないのかという問題がある。このほかの多くのプロセスにも解決しなければならない問題がある」と分析した。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年4月14日

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