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心温まる支援を行う湖北省に赴いた遼寧省医療チーム
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本誌記者・金知暁 · 2020-03-23 · ソース:北京週報 |
タグ: 医療;新型肺炎;社会 | 印刷 |
湖北省における新型コロナウイルスによる肺炎の感染状況が絶えず好転していくにつれ、3月17日から、湖北省の支援に赴いている中国各地の41の医療支援チーム、3675人の医療従事者が武漢から撤収を始めている。しかし、3月16日、遼寧省から派遣された第11陣の医療チーム170人はしばらく休憩・調整した後、正式に武漢雷神山病院へ配属された。うち、85人は湖北省第三人民病院の医療従事者たちからC9エリアを引き継ぎ、ほかの85人はもともと遼寧省が担当している17のエリアに編入された。
現在、新型肺炎患者を専門に収容・治療する武漢雷神山病院では、大連医科大学、錦州医科大学、および遼寧省14都市からの計1183人の医療従事者が全部で32エリアのうち、18エリアの仕事を担当している。彼らは専門性、忍耐と情熱を持って患者たちの命と安全を守っている。
張素文さんは錦州医科大学附属第三病院の副主任看護師であり、同病院が派遣した第3陣の湖北省支援医療チームの副隊長でもある。張さんは自分が湖北省を支援に来た動機を思い出しながら、このように言った。「湖北省に支援チームを派遣することを知った後、私はすぐに志願書を2通書きました。私は約30年にわたる呼吸科勤務の経験があり、湖北省を支援して共に新型コロナウイルスと戦うのは我々医療従事者の責任と使命で、私は行かねばならないと考えたのです」
雷神山病院で働く看護師は皆複数の仕事を担っている。彼らは看護師であるほか、物資などを運ぶ運送員、施設の修理員、清掃係などでもある。「自分たちが必要とするものは患者さんにも必要かもしれないので、私たちはできるだけ事前に準備しておきます。私たちが隔離するのはウイルスで、人と人との愛情ではありません」と張さんは語った。
それだけでなく、看護師たちは患者の家族、また心理カウンセラーの役割も果たしている。ある患者は子供がまだ小さく、夫もがんで化学治療を必要としているため、雷神山病院に来てすぐの頃は毎日泣いてばかりいた。この状況を知った後、張さんはシフトを組む際、各当直の看護師たちが彼女に付き添い、話すように取り計らった。張さんたちの思いやりのおかげで、この患者は徐々に明るくなり、治療にも進んで協力するようになった。退院した時、この患者は何回も張さんたちに感謝の意を表し、「雷神山病院のすべての医療従事者に感謝します。あなたたちの顔は見えませんが、目は見えます。その目は世界で最もキラキラと輝く目です」と言った。
退院した患者と記念写真を撮る張素文さん(写真右側)と同僚(写真は張素文さん提供)
3月19日午前12時現在、張さんが所属するB2エリアは患者を75人収容・治療し、うち55人が退院した。「遼寧省から出発する時は泣きませんでしたが、ここに来てから、患者さんが退院する度に感動で泣いてしまいます。皆さん文句を一言も言うことなく、感謝の言葉ばかり言ってくれて、自分の将来に対しても自信に満ちています。もう勝利は近づいていると思います」と張さんは熱く語った。
雷神山病院のA5エリアで、華潤遼健集団本鋼総病院から来た22人の医療従事者は「健康戦疫コーナー」を設け、患者の求めを記録するノートも用意し、患者たちが必要な薬品や生活用品を速やかに調達し、患者たちの入院生活をより豊かにしている。(写真は華潤遼健集団本鋼総病院提供)
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