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世界中で中国製人工呼吸器の奪い合い 主な問題点は?
  ·   2020-04-14  ·  ソース:人民網
タグ: 医療;新型肺炎;経済
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「1月28日から現在に至るまで、うちの工場の製造ラインは基本的に全部フル稼働で、ここ2日間は特に忙しい。海外での新型コロナウイルスによる感染拡大が速すぎて、今の工場は週7日勤務で休みがなく、朝9時から夜11時まで働いている。4月末まで生産計画を立てているが、毎日海外からの電話注文が何件もかかってくる」。北京怡和嘉業医療科技股フン有限公司(フンはにんべんに分)の許堅最高マーケティング責任者(CMO)はこのように述べた。「科技日報」が伝えた。

新型肺炎が世界で急速に拡大するのにともない、海外では人工呼吸器のニーズが急増している。特に侵襲的人工呼吸器のニーズが増加し、中国は今や重要な人工呼吸器輸出国になった。工業・情報化部(省)がまとめたデータによると、中国は3月19-30日に緊急的に海外に侵襲的人工呼吸器1700台あまりを提供した。

国家薬品監督管理局によると、中国の医療機器分類リストでは、リスクの程度に応じて人工呼吸器を第3類医療機械管理と第2類医療機械管理の2つのタイプに分けている。第3類の人工呼吸器は一般的に患者の生命を維持するために用いられ、主に集中治療室(ICU)と呼吸器科の病棟で使用される。第2類の人工呼吸器は生命の維持に用いられるものではなく、非侵襲的人工呼吸器が中心で、呼吸器科の病棟でも家庭でも使用される。

「呼吸困難は新型肺炎に感染した患者によくみられる症状の1つで、人工呼吸器で補助したり呼吸の機能を代替したりして、患者の血液中の酸素の濃度が保たれ、呼吸器系と重要臓器が不全に陥ることを回避する」。天津市泰達病院重症医学科の王一旻行政副科長(天津武漢支援医療チームのメンバー)はこのように述べた上で、「感染状況がある一定のレベルにまで達すると、重症患者の救命率は人工呼吸器の数によって決まってくる」との見方を示した。

3月31日現在、中国で販売を許可された人工呼吸器は126機種あり、このうち第3類が95機種、第2類が31機種だ。市場関係者の話では、「侵襲的人工呼吸器市場は輸入ブランドが中心で、国産品はスタートが遅かったが、ここ数年は猛烈な勢いで発展しており、発展途上国の市場でシェアの30%から40%を占めるようになった。非侵襲的人工呼吸器市場を侵襲的人工呼吸器市場と比較すると、生産の技術・要求が相対的に低いため、国産ブランドが海外ブランドとほぼ拮抗し、今や中国国内市場で40%を占める(家庭用を含む)」という。

江蘇魚躍医療設備股フン有限公司の袁振副社長は、「今は原材料の供給に制約があるため、生産量は実際の生産能力の3分の1しかない。当社の人工呼吸器は感染症の期間中に欧州30数ヶ国で販売された」と話した。

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