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着実に進む粤港澳大湾区の建設
  ·   2019-12-11  ·  ソース:人民網
タグ: 粤港澳大湾区;一国二制度;経済
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さらに「ハードウェアの連結」や「ソフトウェアの連結」が加速して進められ、物流やキャピタル・フロー、インフォメーションフローなどの要素の円滑で効果的な流動、さらに粤港澳大湾区の人々の心の通じ合いをサポートしている。

香港科技大学の李沢湘教授は、「大湾区内の香港地区や澳門地区には、世界一流の大学があり、世界テクノロジーイノベーションの先端を行く基礎研究開発能力を誇る。また、各都市が互いにつながり合う珠江デルタは、世界で最も整った製造業の体系や産業チェーンという優位性があり、インキュベーション、転化、市場での応用など能力の高い」と強調し、「それらの優位性をうまく融合させれば、産学研が連携したイノベーションの『化学反応』を活性化することができる」との見方を示す。

世界の著名なベイエリアのほとんどはイノベーションの先端に立っている。イノベーションによる牽引を際立たせ、グローバルテクノロジーイノベーションセンター建設を加速させるというのが、広東省と香港地区、澳門地区が活力と世界における競争力に満ちた一流ベイエリアを建設する最も重要なポイントとなる。

三地域が現地の状況に合わせてテクノロジーや産業、体制などのイノベーションを推進し、今後の産業研究開発体系の布石を前もって打ち、イノベーション要素の自由な流動を促進し、世界最先端のテクノロジー要素、資源を集め、テクノロジーイノベーションの先端を構築していくことになる。

香港科技大学(広州)のキャンパスや深セン・香港地区テクノロジーイノベーション連携エリア、横琴広東澳門連携中医薬テクノロジー産業パークなど、一歩踏み込んだ提携を実施する一連のプラットフォームが現在、粤港澳大湾区内で成長中だ。広東省惠州市から世界に進出した家電メーカー・TCL集団は、大湾区建設枠組み協定締結からわずか1ヶ月後に、香港大学と共同実験室を設置したほか、香港科技大学や香港中文大学と戦略的パートナシップ協定を締結した。

香港地区や澳門地区の住民が中国内陸部で就職する場合、就業証を取得する必要はなくなった。また、同2地域のハイレベル人材は広州市の南沙や深センの前海、珠海の横琴にある自由貿易区では、同2地域の基準で税金を納めることができる。また、同2地域の住民には中国大陸部の居住証も発行される。それら、一連の優待政策が実施されているのを背景に、同2地域の多くの若者が中国内陸部で起業するようになっている。

衛星が撮影した夜の画像を見ると、広州から深セン、香港地区、澳門地区にかけて美しく輝いており、「夜景」の美しい地域の一つになっている。これらの地域では現在、深セン西麗湖国際科学教育シティ、東莞松山湖国際ロボット産業拠点、中新広州知識シティ、広州科学シティなど、イノベーション資源が集まるテクノロジーイノベーション回廊が台頭している。イノベーションプラットフォームがしっかりと連携することで、三地域は協力を強化し、積極的に世界のイノベーション資源を呼び込み、共に世界一流の産業クラスターの建設に力を入れ、経済イノベーション力と競争力の強化に取り組んでいる。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年12月11日

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