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着実に進む粤港澳大湾区の建設
  ·   2019-12-11  ·  ソース:人民網
タグ: 粤港澳大湾区;一国二制度;経済
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広東省、香港地区、澳門(マカオ)地区の三地域のトリプルナンバーを取得している自家用車に乗って、午前11時過ぎに澳門の自宅を出発し、港珠澳大橋(香港・珠海・マカオ大橋)を通って、12時ピッタリに香港地区の中環(セントラル)に到着し、約束していた友人とランチを楽しんだ後、珠海の横琴澳門青年創業谷に行き、会社の会議室で、中国大陸部や澳門の従業員らと会議を開き、プロジェクト案について話し合った後、再び澳門に戻ってクライアントに会う。

蔡渕博さんはそのような忙しい1日を終えた後、「粤港澳大湾区(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門両特別行政区によって構成される都市圏)の建設により、起業の新天地が切り開かれ、チャンスが無限に広がるようになっている」と充実感を漂わせている。30代の蔡さんは今年、珠海横琴新区で起業し、パートナーと共に、ディープな旅を楽しむためのアプリを開発した。同アプリに登録するユーザーは既に十数万人に達している。

珠江が流れ、南海に面している香港特別行政区や澳門特別行政区、広東省広州市、深セン市など珠江デルタの9市が今、しっかりとつながり合うようになっている。粤港澳大湾区の総面積は5万6000平方キロで、2017年末時点での総人口は約7000万人、中国で開放度が最も高く、経済の活気が最もあふれている地域の一つだ。

粤港澳大湾区の建設は、一国二制度、三つの関税区、三種類の通貨が関係しており、世界にも、中国国内にも参考にできる経験はない。「一国二制度」の方針や基本法の枠組み内で、いかに広東省、香港地区、澳門地区のそれぞれの優位性を発揮させ、体制・メカニズムを革新し、要素の流通を促進するかが、大湾区が直面している最も重要で、解決が急務な課題の一つになっている。

2018年9月23日、広深港高速鉄道の香港区間が開通した。同年10月23日には、港珠澳大橋が開通し、香港地区と澳門地区、珠海の三地域が繋がった。そして、今年4月2日には、南沙大橋が開通した。また、珠江河口の東西両岸地区で建設が計画されている道路6本のうち4本がすでに開通している。大湾区の主要都市が1時間以内で結ばれるよう、香港と繋がる蓮塘/香園圍通関地、澳門と繋がる粤澳新通道などの大型越境インフラプロジェクトも急ピッチで建設が進められ、広東省でも、珠江デルタの各地を繋ぐ鉄道の建設が急ピッチで進められ、インフラのコネクティビティが強化されている。

また専門資格の相互承認が一歩踏み込んで推進され、深センの前海や珠海の横琴で、香港地区のプロジェクト建設スタイルの採用が試みられている。ベイエリアの金融シェアリング円滑化の枠組みが構築され、越境モバイル決済が開通し、広東省と澳門地区の保険業は、珠海の横琴で、「両地域の保険を一地域で購入」を実現させている。

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