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第2回輸入博にもジャパン・パビリオン 中国市場進出に意欲的な日本の中小企業
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本誌記者・李一凡 · 2019-11-11 · ソース:北京週報 |
タグ: 中国国際輸入博覧会;日本企業;経済 | 印刷 |
中国市場にチャンスを見出す日本の中小企業
「ご試食いかがでしょうか」「美味しい日本酒をどうぞ」「ネットで販売されていますか」と、声があちこちから飛び交う「食品・農産品」エリアにあるジャパン・パビリオン。バイヤーや見学者がひっきりなしに訪れ、歩くのも大変なほどの大盛況となっていた。お米の試食イベントでは大行列が発生し、また熊本県のPRキャラクター「くまモン」が登場する度に会場からは何度も歓声が上がった。
来場者で賑わう「食品・農産品」エリアにあるジャパン・パビリオン(撮影・魏堯)
「本当に来場者の数にびっくりで、名刺を1日100枚配るぐらいバイヤーさんがたくさん来ています」と山口県農林水産部の鍛冶原寛氏は話す。
鍛冶原氏によると、昨年は中国の輸入業者のブースに商品を出展したが、今年はますます拡大する中国の市場に進出し、バイヤーとの距離を近くして自ら売り込もうと、山口県農林水産部は山口県内の農水産品を加工するメーカーを集めて、県として単独ブースで出展した。
「中国の方の日本の食品に対する関心がますます高まっています。輸入博を通じて、たくさんの中国の方に日本食品の魅力を知っていただいて、中国への輸出の拡大につながればいいなと思っています」とJETRO上海事務所農林水産・食品部長の内田剛氏は輸入博の効果に期待感を示す。
「医療設備・ヘルスケア」エリアにあるジャパン・パビリオンを訪れる来場者(撮影・魏堯)
展示規模は「食品・農産品」エリアにあるジャパン・パビリオンの半分ほどだが、「医療設備・ヘルスケア」エリアの方も負けないぐらいの大人気だった。株式会社毛髪クリニックリーブ21は2年連続の出展だ。頭皮チェックで多くのバイヤーを引き寄せ、展示ブースに人だかりができるほど人気だった。同社経営企画部・広報部の西島孝則氏は、「今年は中国での営業権のパートナーを探しています。去年は約2000人という大勢の方に来ていただきました。日本では人が年々少なくなっているのに対し、中国の人口は多いので、中国市場に大変期待しています」と述べた。
習近平国家主席はボアオ・アジアフォーラム2018年度年次総会で、「中国の開放の扉は閉じることなく、ますます大きく開いていく」と述べた。それを象徴するプラットフォームである輸入博は、これからもより多くの日本の中小企業にチャンスをもたらすことだろう。
「北京週報日本語版」2019年11月11日
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