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中国の驚異的な経済発展 その背景にある論理とは
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張徳勇 · 2019-10-10 · ソース:北京週報 |
タグ: 中国経済;経済発展;経済 | 印刷 |
とりわけ改革開放以降、中国は経済建設を中心とすることを終始堅持し、絶えず社会の生産力を解放・発展させ、経済の高速発展を推し進め、経済全体を新たな段階へと繋ぎ合わせた。ここ3年で中国の国内総生産(GDP)は連続して70兆元、80兆元、90兆元の大台を超え、2018年には中国のGDPが世界経済で占める割合は16%に迫った。不変価格で計算すると、2018年のGDPは1952年に比べて174倍増加し、年平均で8.1%伸びた。その中で、1979年から2018年の間は年平均で9.4%伸び、同時期の世界経済の2.9%前後という平均成長率を大きく上回った。世界の経済成長に対する年平均貢献率は18%前後であり、中国は世界の経済成長における重要なエンジンとなっている。
中国経済は閉鎖・半閉鎖から全面的な開放へ進み、経済のグローバル化へ積極的に融け込み、より自発的な姿勢で国際的な経済協力に参加し、中国と世界各国との互恵・ウィンウィンを促進している。経済の高速発展の推進のもと、人々の生活は貧困から富裕、小康へと向かい、消費能力は向上がめざましく、消費構造のアップグレードの流れは明らかだ。今日の中国は世界第二位の経済体、世界最大の貨物貿易国、世界最大の外貨準備高を持つ国であるだけでなく、世界最大規模の中間所得層をも擁する。品種が揃った「世界の工場」であるだけでなく、巨大な規模を誇る「世界の市場」でもある。中国製造(メイド・イン・チャイナ)と中国創造(クリエイト・イン・チャイナ)は中国を大きく変えているだけでなく、世界経済に対しても非常に大きな影響を生み出している。
中国が見つけ出した自らの国情に合った経済発展の道
中国の驚異的な経済発展の背景にある論理は、突き詰めれば次のようなことだ。歩んできた道のりに若干の紆余曲折があったとしても、中国は「実事求是」(事実に即して真理を求める)と時代に沿った進歩を堅持し、絶えず思想の解放と理論の革新を推し進め、体制・メカニズムの革新によって中国経済を中国の国情に合った正しい発展の道へと導いている。
社会主義の基本的な経済制度を確立し、社会主義経済建設を推進することは、中国経済が飛躍的発展を実現するために制度・経済の基礎を定め、また新たな歴史的時期においていかに中国の特色ある社会主義経済を建設するかということのために貴重な経験、理論上の準備、物質的基礎を提供している。改革と開放が互いに一体となり、相互に促進し合い、発展を絶対的な原理として堅持し、社会主義市場経済体制を構築し、発展させる。全方位・立体的な一連の改革開放措置の着実な実施は生産力を解放し発展させ、中国の驚異的な経済発展の最も重要な推進力となっている。
(張徳勇 中国社会科学院財経戦略研究院研究員)
「北京週報日本語版」2019年10月10日
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