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中国で数十年間も経済危機が起こらないのはなぜか
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· 2019-10-10 · ソース:人民網 |
タグ: 中国経済;経済危機;経済 | 印刷 |
97年、アジア通貨危機の衝撃に直面しても、中国は人民元切り下げは行わない方針を堅持するとともに、輸出を奨励し、外資を導入し、内需を拡大するなどの措置を積極的に採用し、危機が中国経済に与える影響を力強く相殺した。08年、中国と世界の繋がりはますます緊密になり、国際金融危機のこれまで以上に大きな衝撃に直面して、中国は内需を一層拡大し、経済成長を促進する政策・措置を速やかに決定し、産業振興、消費拡大、金融支援、雇用安定などの主体的なマクロ調整措置を通じて、危機に効果的に対処し、経済構造の調整を進めるとともに、発展方式を転換するための有利な条件も作りだした。
同時に、物価水準の全体的安定維持、金融政策と財政政策の協調・協力、経済構造の最適化を促進し、発展の品質と効率を向上させるなどの面において、中国が実践の中で構築してきたマクロ調整システムも重要な役割を果たした。
リスクをたびたび防ぎ、挑戦に何度も立ち向かう試練の中で、中国の能力は増強を続け、中国の特色が日に日に明らかになってきた。中国が取得した発展の成果と経済危機対策の過程での主体的な動きが、世界各国にとってよいモデルになり、グローバル経済ガバナンスはいくつかのよい経験を積み上げている。
現在の状況をみると、グローバル経済の下ぶれ圧力は絶えず蓄積し、経済低迷のリスクがますます増大した。最近は、国際通貨基金(IMF)が今年のグローバル経済成長率予測を3.2%に下方修正し、過去10年間で最低になった。
未来に向かって、中国は経済危機が発生しないというボーダーラインをどうやって守り続けるか。潜在的な危機・リスクに効果的に対処するにはどうすればよいか。
HSBCアジア太平洋地域の王冬勝行政総裁は、「複数当局にまたがった金融管理監督の協調メカニズムを強化し、統一的で、協調的で、効率の高い金融監督システムを構築しなければならない。より高い次元でグローバル経済ガバナンスに関与し、グローバル経済・金融分野の改革を建設的に推進しなければならない。市場の予想を誘導し、市場の信頼感を高める能力を向上させなければならない」と述べた。
習近平国家主席が第2回「一帯一路」(the Belt and Road)国際協力サミットフォーラムの開幕式で述べたように、「より開放的な中国は、世界と共により良好な相互交流を行い、より進歩的で繁栄した中国と世界をもたらすことになる」。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年10月9日
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